
日経平均株価は反落。後場は安値圏で戻ることなく、高値警戒感の強い値動きとなった。8日ぶりの陰線を形成し、43000円を割り込んで終えた。
RSI(9日)は前日の81.3%→68.0%(8/14)に低下。5日移動平均線(42304円 8/14)まで下落幅を拡大することなく、直近の上昇幅に対する調整幅は限定的だったといえよう。上値へのトレンドフォローが基本スタンスではあるものの、目先的には調整が続いても不思議ではない。
上値メドは、8/13高値(43451円)、心理的節目の44000円、45000円、3/26高値から4/7安値までの下落幅に対する倍返し45650円などがある。下値メドは、5日移動平均線、7/24高値(42065円)、10日移動平均線(41502円 同)、心理的節目の41000円、25日移動平均線(40765円 同)、心理的節目の4万円、8/4安値(39850円)、7/14安値(39288円)などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル 日経平均株価テクニカル分析8日ぶりの陰線で反落
21日の日経平均は3営業日ぶりに反落した。ローソク足は陰線を引き、高値と安値も先週末から切り下がり、5日移動平均線をわずかに下回った。ただ、5日線自体は上向きをキープしており、ペースは鈍化しながらも株価の回復トレンド継続が推察される。一目均衡表では、本日終値が基準線を下回った。基準線は4月7日を起点に横ばいで推移し、先週は上値抵抗帯を形成しており、目先は基準線からの上放れの成否が焦点となろう。
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7日の日経平均は4日ぶりに反落した。高値と安値も昨日水準を下回り、ローソク足は陰線で終了。株価上方では25日移動平均線(39222.37円)が下降角度を増し、下落圧力の強まりを窺わせた。一目均衡表では終値の雲下限割れと転換線の基準線割れで三役逆転の弱気形状となった。東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は93.64%。1月24日以来、中立ゾーンの90-110%で推移しており、相場は動意待ちの状態で今週の取引を終えた。
日経平均は下げ渋る場面もあった。午後に国内債券市場で長期金利が低下したことで、金利と比べた株式の割高感が薄れたことに伴い、日本株の先高観に着目した投資家からの資金が流入した。日銀が取引開始前に発表した2025年6月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)で大企業・製造業はプラス13と、前回3月調査のプラス12から改善した。日本経済の底堅さに着目した買いも入った。
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