【見通し】ロンドン為替見通し=米露首脳会談への警戒感から動きづらい展開か

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【見通し】ロンドン為替見通し=米露首脳会談への警戒感から動きづらい展開か

本日のロンドン為替市場のユーロドルは、主要な経済指標や要人発言の予定がないことで、米露首脳会談への警戒感から動きづらい展開が予想される。

 本日は、アラスカ州のアンカレジでトランプ米大統領とプーチン露大統領によるウクライナ戦争の停戦を巡る米露首脳会談が開催される。

 アラスカ(半島)は、1867年にロシアがクリミア戦争後の財政難により米国に720万ドル(1平方キロ=5ドル)で売却されたが、本日は、クリミア半島割譲などの領土問題が米露で協議されることになる。

 戦争当事国であるウクライナのゼレンスキー大統領を抜きにした米露首脳会談で、ウクライナ戦争の停戦に向けた前向きな成果があるとは思えないものの、メルツ独首相が「米露会談では重要な決定もあり得る」と述べていることで予断を許さない状況となっている。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は、欧州各国首脳とトランプ米大統領との電話協議の後、「五つの共通原則」で合意したと明らかにした。

・ウクライナに関するあらゆる事案はウクライナとだけ協議しなければならない。3者協議の枠組みを準備しなければならない。停戦は必ず実現しなければならない。

・真に信頼できる安全保障の保証が必要。

・ロシアは、ウクライナの欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)との将来について拒否権を持つことはできない。

・15日にプーチン氏と停戦合意に達しなければ、ロシアに対する制裁は強化される。

・ゼレンスキー氏は、即時停戦がプーチン氏とトランプ氏の協議の「中心的な議題」になることを期待している。

 トランプ米大統領は、プーチン露大統領に対して、ロシアが制圧したウクライナ領の一部を返還することで、「領土の交換」を停戦交渉の焦点とする考えを示している。

 しかし、プーチン露大統領は「完全な停戦」に応じる条件として、ロシアに対する制裁の解除やウクライナが東部ドンバス地方(ドネツク、ルハンスク両州)から軍を撤退させることを求めている。

想定レンジ上限

・ユーロドル:1.1789ドル(7/24高値)

・ユーロ円:173.02円(8/13高値)

想定レンジ下限

・ユーロドル:1.1591ドル(日足一目均衡表・基準線)

・ユーロ円:170.62円(8/6安値)

(山下)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】ロンドン為替見通し=米露首脳会談への警戒感から動きづらい展開か

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