今日のFX予想: 米PPIがインフレ加速示唆 ドル円は急反発 2025/8/15 #外為ドキッ

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今日のFX予想: 米PPIがインフレ加速示唆 ドル円は急反発 2025/8/15 #外為ドキッ

「ドル/円」を中心に前日の振り返りと当日の見通しをギュッとまとめて動画配信しました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka

最新のマーケット情報まとめ

<ドル円相場に影響を与えた材料>
米財務長官発言の影響続く
米7月PPI 伸びが大幅に加速

<ドル円は…>
東京時間は3週間ぶりに146円台前半まで下落する場面も見られたが、米7月PPIの結果を受けて148円手前まで急反発

<今日の注目材料>

米7月小売売上高
米8月ミシガン大消費者態度指数・速報値

『最新のドル/円相場を解説』

経済指標・イベントの結果について

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経済指標カレンダー

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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今日のFX予想 米PPIがインフレ加速示唆 ドル円は急反発

「FRBへの大幅利下げ圧力」と「早期の次期議長指名」・・・。これまで述べてきたように、いずれも「ドル安材料」になります。

米雇用統計発表をきっかけとした米ドル/円の急落は「雇用統計ショック」と呼ばれましたが、この雇用統計ショックで急縮小した日米の金利差(米ドル優位・円劣位)が先週はわずかながら拡大したために、相場が一服したと考えられます。

昨日の本欄でも触れましたが、ベッセント財務長官はFF金利の早期利下げを主張していました。昨日はさらにブルームバーグとのインタビューで、「9月の0.5ポイント利下げを皮切りに、そこから一連の利下げを実施できるだろうと考えている。どのモデルを見ても、金利は恐らく150、175ベーシス・ポイント低い水準にあるべきだろう」と語っていました。また「トランプ大統領も望んでいる」とも述べていました。さらにベッセント氏は日本の金融政策にも触れ、「日本はインフレ問題を抱えており、確実に日本からの波及がある」と発言。日銀の植田総裁と話したことを明らかにした上で、「これは総裁の見解ではなく、私見だが、日銀は後手に回っており、利上げするだろう」と語っていました。基本的には政策金利はFRBの専管事項であり、財務長官といえどもその水準については言及しないことから異例ではありましたが、その下げ幅に市場は敏感に反応しました。NY株式市場ではダウが一時500ドルを超える上昇を見せ、ナスダックとS&P500は連日で最高値を更新しました。ドル円ではドル安が進みましたが、下げ幅は限定的でした。日米で株価が連日高騰しており、この部分での「リスク選好の円売り」が作用しているものと思われます。日経平均株価も連日で最高値を更新していますが、驚きはなく、「やっと動いたか」という印象です。日米株式市場の動きは、関税の影響を無視しているようにも思われますが、「カネ余り」ということでしょうか。

以上から、今週の米ドル/円の行方を考えるうえでは米国株高が続くかに注目します。株高が続くなら、先週同様に146円を割れるのは難しく、米ドル/円は「雇用統計ショック」からの反動を試す展開になりそうです。一方、株安が広がるようなら146円割れの可能性が出てくるでしょう。

本日のドル円は146円〜148円程度を予想します。

以上を踏まえ、今週の米ドル/円は「145〜150円」と予想します。

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