新幹線内のメロディ 使い分けは
そこで、北陸新幹線の延伸区間・各駅のデザインコンセプトも紹介しておこう。
東海道新幹線の車内チャイム「AMBITIOUS JAPAN!」が音の鳴るアクスタになって帰ってきた!
国鉄が分割民営化された1987年(昭和62年)4月、始発・終着放送に限り後に「ひかりチャイム」として有名になるメロディーが導入され、この時から車内チャイムは始発・終着パターンと、途中駅パターンの2種類となり、以降の東海道・山陽新幹線の標準となりました。
新幹線の車内で流れている曲はJR西日本のDISCOVER WESTキャンペーンソングになった、鬼束ちひろさんの「いい日旅立ち・西へ」でした。2003年10月のダイヤ改正に伴い、山口百恵さんの「いい日旅立ち」の歌詞などを書き換え、リバイバルされたもので、20年余りにわたり新幹線の車内チャイムとして使用されてきました。“いい日旅立ち・西へ”の車内メロディーですが、実は2パターンあります。どのような使い分けがされているのでしょうか?
■旅の始まりを告げる「新幹線」の車内メロディー 出張や旅行など多くの機会で利用する「新幹線」駅から出発、または、目的地に近づいた時に車内でメロディーを聞いたことがあると思います。
なお、どの時間にどの車両が走っているかは、公表されておらず、時刻表でも判別できません。絶対に「いい日旅立ち・西へ」あるいは「AMBITIOUS JAPAN!」「会いにいこう」が聴きたいという場合は、自由席きっぷを買って、ホームで根気よく待つしかないでしょう。また、山陽新幹線でまだ走っている「500系」「700系」はすべてJR西日本の車両なので、「いい日旅立ち・西へ」が車内で流れます。
車籍によって、同じ区間を走る、同じ新幹線でも流れるメロディーが違うとは…、今度「みずほ」「さくら」に乗った際には、流れるメロディーでJR西日本かJR九州か、どちらの車両かが分かりますね。また、車内メロディーが流れるタイミングも各社で決まっているということで、JR九州はどうなっているのでしょうか?(JR九州 広報部)「JR西日本と同じ装置を使用し、自動で流しています」流れるタイミングや仕組みは、JR西日本と同じなのですね。新幹線の車内では本を読んだり、弁当を食べたり、外の景色を見たりなど、いろいろ楽しむことはあります。ちょっとマニアックかもしれませんが、車内メロディーを気にしてみるのも楽しみのひとつになるかもしれません。
ところで、東海道・山陽新幹線の車内チャイムは、もうひとつ「いい日旅立ち・西へ」があります。これも「AMBITIOUS JAPAN!」と同じく2003年10月の品川駅開業にあわせたキャンペーン「DISCOVER WEST」で登場したものです。もともと1978年に山口百恵さんが歌ってヒットし、キャンペーンに合わせてリメイクされ鬼束ちひろさんが歌った曲です。
一番簡単な見分け方はここ。新幹線車両のドア左下あたりに「JR」の文字が書かれています。
もちろん、デザインコンセプトは駅舎づくりに反映されるものであるから、今回の発車予告音と直接の関係はない。しかし、駅ごとに専用の発車予告音を用意するのも、地元で駅舎のデザインコンセプトをまとめてもらうのも、「地元に根ざした、親しまれる新幹線を作る」という考えからすれば一貫したものといえる。
ネット上でも、愛された「AMBITIOUS JAPAN!」が聴けなくなることを惜しむ声が続出。「あれを聴くと、普段とは違う『長距離の旅』に行くという実感がした」「新幹線に乗る時のワクワク感が高まった」などのコメントも上がっています。
東海道・山陽新幹線の車内チャイムの変遷をまとめると、以下のようになります。
今回は、多くの人が接するからという理由で東海道・山陽新幹線の16両編成を引き合いに出してみたが、よそでも似たような話はいろいろある。
ここで、このメロディー、一体どのタイミングで流れているのか?と疑問が…。・車掌さんがボタンを押しているの?それとも・新幹線のシステムで自動に流れているの?考え始めると気になって仕方がなくなり、JR西日本に聞いてみることにしました。
なお、4打点音の「ひかりチャイム・途中駅用」は、2023年現在も山陽新幹線で接近放送として使用されている他、チャイム自体はN700系やN700S系にも搭載されている模様で、ダイヤ乱れなど緊急的なアナウンスの前に稀に使用される場合があるようです。


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