[ユーロ米ドル]パウエル発言と欧州景気

ユーロは週初めに中国の高関税再発動を90日延長するとの報道でドル買いが先行し1.1590まで下落。しかし、その後発表された米7月CPIが予想を下回るとユーロは反発。更にその後ベッセント長官やトランプ大統領によるFRBへの利下げ圧力からドルが一段と下落したことでユーロは1.1730まで上昇。その後利食い売りに押されたものの底堅い動きで引けている。
今週はジャクソンホールでのパウエル議長発言に注目が集まる。労働市場の悪化から利下げに前向きな発言が予想されることからユーロは一段の上値を試すとみている。
ただ、今週発表されるドイツのPMIやGDPの結果次第では下振れリスクもあるが、ドル主導の相場展開の中で反応は限定的とみる。

今週のユーロドル予想レンジ： 1.1770（7月28日高値）～1.1600（38.2％）

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