日経平均の終値は前日比729円05銭高の4万3378円31銭
来週(8月18〜22日)の日経平均株価は、引き続き堅調な展開が期待されます。急ピッチの上昇に対する過熱感は警戒されるものの、14日に600円超も下落した翌15日には700円を超えて上昇するなど、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうです。
また、日経平均株価が連日で500円を超える大きな変動を見せたことで、レバレッジ型ETFによる調整買いの動きが出たことなども指数を押し上げる一因になったようです。
史上最高値を更新するなかで日経平均株価の上値メドは見極めにくいため、当面は上昇トレンドに沿った形で押し目を狙う戦略が有効でしょう。
日本がお盆の週に入った8月12日、日経平均株価が4万2718円と、1年1カ月ぶりに終値の史上最高値を更新した。7月末に4万円台に上昇した日本株市場がこの夏に活況を呈しているのはなぜか。
15日の東京株式市場は、海外投資家からの買いの勢いが継続し、大幅反発した。為替が円安に振れたことも輸出関連銘柄に追い風となり、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)がともに2日ぶりに史上最高値を更新した。日経平均の終値は前日比729円05銭高の4万3378円31銭。TOPIXは49.73ポイント高の3107.68だった。
というのも、米国株市場(S&P500)は一足早く6月末に史上最高値を更新するフェーズに入っている。同様の動きがドイツDAXで見られるなど、世界的な株高が起きていた。7月に日経平均も上昇していたが、米国株対比で見劣りしていたのが実情である。
2025年8月15日、日経平均株価が4万3378円をつけ、史上最高値を更新しました。最新ニュースと解説記事をまとめました。
週明け、18日の東京株式市場で、日経平均株価がまた史上最高値を更新しました。
企業改革や賃上げは、ここ数十年なかった動きであることを踏まえると、日経平均の史上最高値更新は、日本株に「構造変化」が生じたためとも解釈できます。最後に、足元好調な日本株について、海外の主なリスクを図表2にまとめました。仮にこれらのリスクが実現し、日本株が大きく下落しても、その時点で日本株の構造変化が確かなものとなっていれば、株価は比較的短期間で持ち直すことも十分想定されます。
日経平均の上昇はソフトバンクグループやフジクラなど生成AI(人工知能)関連銘柄がけん引した。市場関係者は「海外勢がこれらの主力銘柄を買う動きが継続している」(銀行系証券)との見方を示した。また、2025年4~6月期の実質GDP(国内総生産)速報値が市場予想を上回り「関税による影響への懸念が後退し、投資家の安心感につながった」(国内資産運用会社)ことも、相場全体を下支えした。GDPで国内景気の堅調さが確認され、「日銀が利上げしやすい環境になった」(同)との思惑から、銀行や保険などの金融株も大幅に上昇した。


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