
ドル人民元はやや元高、人民元中心レートの元高設定が影響
ドル人民元は先週末終値の7.1840台から7.1812を付けるドル安元高スタート。朝の中国人民銀行による中国人民元対ドル中心レートが人民元中心レート 1ドル=7.1322元 と直近安値を割り込むドル安元高設定となったことが朝の元買いにつながった。対円では20円53銭前後としっかり。先週末は20円44銭前後を付ける場面が見られた。
USDCNY 7.1824 CNYJPY 20.530
(配信:みんかぶFx 2025/8/18(月) 11:37)
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FX 為替 ドル人民元はやや元高
人民元相場は、実質固定相場制のなかで「1ドル=8.28元」での推移を続けた後、2005年7月に「通貨バスケットを参考とする管理フロート制」を導入し、人民元の対ドルレートを約2.1%引き上げると、2008年7月までの3年間で17.4%も上昇することになりました。その後は、リーマン・ショックをきっかけとした金融危機の際に「1ドル=6.83元」を中心とした実質固定相場制へ逆戻りする局面もありましたが、米国からの批判などもあって、人民元レートの弾力化が発表されると元高トレンドに回帰し、2013年8月においても緩やかな元高・ドル安トレンドが認められています。一方、人民元は対円に対しては、対ドルとは違い人民元高が進むような展開とはなっていません。むしろ、2008年9月のリーマン・ショック以降はリスク回避的な円高の進行とともに、人民元安が進む場面も見られています。ただし、2012年12月の日本の政権交代以降は円安主導で人民元は上昇し、2011年半ばに1人民元=12円程度まで下落した後は、16円台まで反発しています。
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為替レートの状況を踏まえてなるべく円高・外貨安のタイミングで円を外貨に交換しておけば、現地でかかるコストを抑えられるかもしれません。
為替レートは日々変動していますので、私たち旅行者の期待とは裏腹に、海外旅行を計画している間に円安が進行するといったことも起こり得るでしょう。
それでは、為替レートを気にし過ぎることなく海外旅行を楽しむには、どうしたら良いでしょうか。
5年・10年といった長期的な視点から考えたとき、引き続き厳しい管理制度やさらなる規制緩和へのハードルなども考慮すると人民元取引の自由化が急激に拡大してくことは想定しにくい状況ではありますが「オフショア市場の拡大」や「各国とのスワップ協定の締結」、そして中国政府の金融改革を推進させようとする姿勢があることから、人民元の「国際的な価値」はさらに高まっていくことが予想されます。中国経済についてはこれまでのような高成長は期待しにくいとの見方や、直近では経済データの弱さなども見られ景気減速への懸念が台頭するなど、人民元の上昇には疑問符がつくかもしれませんが、中国政府は「経済の内需主導型」への転換による「輸出主導型」からの脱却を図る方針を示していることから、これまでのように輸出企業を保護するといったような政策は後退してくるかもしれません。そして、「人民元の国際化」といった観点からは、人民元高のほうが有利となってもくるでしょう。また、購買力平価から算出した場合の人民元の水準に関しては現行よりも3割ほど割安となっていることも考慮すれば、経済成長のスピード鈍化が懸念されるといっても先進国と比較すれば高成長が維持されることなどを背景に、長期的には人民元の継続的な上昇を考えておいてもよさそうです。
SMBC信託銀行プレスティアの場合、外貨普通預金は17通貨の取扱いがあり、米ドルやユーロといった主要通貨からオフショア中国人民元等の新興国通貨まで幅広くカバーされているので、ご自身の外貨預金(*2)を多くの国や地域での支払いに活用できるのも魅力です。もちろん、外貨普通預金での取扱いのない通貨での支払いも、円普通預金からの引落としで対応しています。
この方法がユニークなのは、円から外貨へ交換するタイミングと、実際に海外で各種支払いをするタイミングを、切り離すことができる点です。支払い時には円から外貨への交換は発生しないので、支払いの都度、為替レートの状況に一喜一憂する必要はありませんし、為替手数料がかかることもありません。


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