
ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!
ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック
本日15:00 英7月CPI発表!
・7月16日に発表された、英6月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.6%で前月や市場予想(+3.4%)を上回った。CPIコアは+3.7%で前月や予想(+3.5%)から上昇し、サービスCPIは前月から横ばいとなる+4.7%だった(予想+4.5%)。
・8月14日に発表された英4-6月期国内総生産(GDP)は前期比+0.3%で市場予想(+0.1%)を上回った。同時に発表された英6月月次GDPは前月比+0.4%で予想(+0.2%)を上回った。
・8月12日に発表された英7月失業率は4.4%で前月(4.5%→4.4%)から横ばい。4-6月週平均賃金(除賞与)は前年比+5.0%と市場予想通り、前月と同じ伸び率だった。
・8月7日の会合でイングランド中銀(BOE)は政策金利を4.00%に25bp(0.25%ポイント)の利下げを実施した。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中4人が据え置きを支持、4名は25bp利下げを、1名が50bp利下げ支持し、2回目の投票で5名が25bp利下げを支持した。
・英7月製造業購買担当者景気指数(PMI)・改定値と7月サービス業PMI・改定値はそれぞれ48.0、51.8となった。製造業は速報値(48.2)から下方修正、サービス業は速報値(51.2)から上方修正された(8月1日、5日)。
今日のポンド(GBP)トレード メインシナリオ
英7月CPIがBOEの金利据え置きを後押し?
英中銀(BOE)は8月7日の金融政策会合(MPC)で25bp(0.25%ポイント)の利下げを実施したが、その投票内訳は5対4で僅差の利下げだった。声明では、「インフレは9月には4.0%まで上昇し、その後2%の目標に向かって低下していく」と予想し、金融政策の先行きについては「段階的かつ慎重なアプローチが引き続き適切」との見解を示した。本日は英7月消費者物価指数(CPI)が発表される。市場予想では7月はインフレの伸びが前月(前年比+3.6%)からやや加速となる+3.7%だ。現時点で金利先物が示すBOEの9月利下げの織り込みは2%ほど、年内の25bp利下げについては55%ほどとなっている。市場の予想以上に伸びが加速していた場合には、BOEの年内利下げの可能性が後退することになり、ポンド買いで反応することになりそうだ。
ポンド/円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント
15:00 英7月CPI
「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は晴れ、ポンド/米ドルは雨。7時にポンド/円のRSIでシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】
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- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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2028年7月のポンド円予想
第一週 8月21日(木曜日)のポンド円見通し: 為替レート 203.46、 最高 206.51、最低 200.41。 8月22日(金曜日)のポンド円予想: 為替レート 204.02、 最高 207.08、最低 200.96。 8月25日(月曜日)のポンド円見通し: 為替レート 204.87、 最高 207.94、最低 201.80。 8月26日(火曜日)のポンド円予想: 為替レート 199.90、 最高 202.90、最低 196.90。 8月27日(水曜日)のポンド円見通し: 為替レート 200.99、 最高 204.00、最低 197.98。
2029年4月のポンド円見通し。当月始値 249.45、最低 244.33、当月最高 251.77。平均 248.40。月末 248.05。変更 -0.6%。
2027年10月のポンド円見通し。当月始値 225.55、最低 221.48、当月最高 228.22。平均 225.03。月末 224.85。変更 -0.3%。
2028年7月のポンド円予想。当月始値 235.99、最低 235.99、当月最高 246.72。平均 240.44。月末 243.07。変更 3.0%。
2029年3月のポンド円予想。当月始値 250.24、最低 245.71、当月最高 253.19。平均 249.65。月末 249.45。変更 -0.3%。
2029年4月のポンド円見通し。当月始値 254.49、最低 249.26、当月最高 256.86。平均 253.42。月末 253.06。変更 -0.6%。
2027年5月のポンド円予想。当月始値 227.03、最低 216.92、当月最高 227.03。平均 222.80。月末 220.22。変更 -3.0%。
2029年8月のポンド円見通し。当月始値 260.41、最低 254.18、当月最高 261.92。平均 258.64。月末 258.05。変更 -0.9%。
2028年4月のポンド円見通し。当月始値 246.68、最低 245.46、当月最高 252.94。平均 248.57。月末 249.20。変更 1.0%。
8/20発表の英7月CPIを受けて、先週から続く英金利先安観を一段と後退させるか、さらに8/21発表の英8月製造業/サービス業PMIがユーロ圏との景況感との比較のほか、8/15の米露首脳会談を受けた欧州各国の対応とともに対ユーロでのポンド堅調地合いを継続するか注目されます。こうした中、ポンドドルは、日足・雲の上限(1.3584ドル)や8/14の1.3595ドルを上抜け、7/10の1.3620ドルを目指す堅調な動きを維持するか、或いは雲の下限(1.3464ドル)を下抜け8/11の1.3400ドルへ下落するか注目されます。また、ポンド円は8/15の米露首脳会談を受けた8/18のゼレンスキー大統領とトランプ大統領の会談の行方を受けたドル円、ユーロ円の反応のほか、ポンドドルの動きと合わせ、8/13の200円28銭、さらに昨年7/24以来の201円台を目指して一段高となるか、あるいは200円台からの戻り売りに押され、日足・転換線/基準線(いずれも197円65銭)を目指して下落に転じるか注目されます。
2028年12月のポンド円見通し。当月始値 244.71、最低 237.07、当月最高 244.71。平均 241.79。月末 240.68。変更 -1.6%。
2028年2月のポンド円見通し。当月始値 241.36、最低 237.49、当月最高 244.73。平均 241.17。月末 241.11。変更 -0.1%。
2029年7月のポンド円予想。当月始値 247.83、最低 247.83、当月最高 259.09。平均 252.50。月末 255.26。変更 3.0%。
最新のポンド円為替レート 196.91円。日の範囲の 196.40 - 197.46円。前日 196.79円。前日比 +0.06%。
2025年11月のポンド円予想。当月始値 203.47、最低 203.47、当月最高 210.66。平均 206.29。月末 207.55。変更 2.0%。


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