日経平均 プロの予想「下値余地が限られる可能性。」チャート分析 2025/8/20

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日経平均 プロの予想「下値余地が限られる可能性。」チャート分析 2025/8/20

【日経平均】下値余地が限られる可能性。

直近の日足は、陰線引けとなり前日の上げ幅を失っていますが、下値を急角度で切り上げる流れに変化なく、短期トレンドは強い状態を維持しています。小幅続落の可能性はありますが、43,000円を割り込むほどの下落にも繋がり難く、再度44,000円トライの流れに乗せる動きが強まると見られます。短期トレンドは41,700~41,800円を下抜けて終えない限り、大きく変化しません。上値抵抗は43,500~43,550円、43,800~43,850円、44,050~44,100円、44,400~44,500円に、下値抵抗は43,250~43,300円、43,000~43,100円、42,800~42,850円にあります。短期ターゲットは44,500~44,800円を想定しています。

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「2025年の日経平均の高値は」という質問です

結局、日本株がこれだけ上がってきたのはいつからですかというと、アベノミクスなんですね。アベノミクス以降の10年間で、利益が倍になって、日経平均でも株価は倍以上になった。コーポレートガバナンス改革も、ROEに対する意識も、全部アベノミクスが起点だったんですよ。

今は、その逆です。株価・地価・物価・賃金は、国際的に比較して「割安」になっていると思います。割安な株価と、経営改革が評価されて、日経平均は5万円に向けて上昇すると予想しています。

日経平均は現在、1989年末のバブルピーク水準と近い水準にあります。ただし、日本株がバブル相場だった1989年と今では、日本企業の財務内容・収益力・ビジネスモデル・ガバナンスがまったく異なります。

司会者:まず、多くの方が気になっていると思われる質問にお答えいただきましょう。「2025年の日経平均の高値は」という質問です。今年に入って日経平均は、概ね3万8,000円から4万円近辺での推移が続いていますが、今年1年間予想されるレンジなどをおうかがいできますか。

日経平均は、年末にかけて4万4、5,000円というポイントを掲げています。バリュエーションは変わらない。今と同じPERの水準で、やはり日本企業は今、業績がそこそこいいし、何よりも足元の業績より、持ち合いの解消。それから不採算事業からの撤退。あとはM&Aとか。

1973年当時、日経平均は5,000円前後でした。東証一部のPERは約13倍でした。この時の日本株は「割安」でした。

ところが、その後、日経平均はどんどん上がり続け、1989年(平成元年)末には3万8,915円の史上最高値をつけました。この時、東証一部のPERは約70倍まで上昇し、10~20倍が妥当と考える世界の常識をはるかに超えた「バブル」となりました。

これまでそうだったように、これからも日経平均は、急落・急騰を繰り返しながら上昇していくと考えています。日経平均の急落・急騰を引き起こしているのが、景気循環です。世界景気は循環します。4年以内には、1度世界景気の後退(あるいは後退すれすれまでの悪化)があると考えるのが自然です。

先ほども言ったように、一部のものに集中しすぎているところが高くて、そこの調整をしてもアメリカ株全部が調整するわけじゃないから、長期間の調整にならない可能性はあるし、かつアメリカのハイテク株が売られると、当然日経平均だって大きく売られるから、どっちがいいというわけでもないと思います。

それがいつになるか、予想することは困難です。今年かもしれないし、来年かもしれません。もっと先かもしれません。いつになるか分からない世界景気悪化を乗り越えて、日経平均は4年以内に5万円を超えると予想しています。

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