今日のFX予想: FOMC議事録はハト派化メッセージに注意 2025/8/21 #外為ドキッ

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今日のFX予想: FOMC議事録はハト派化メッセージに注意 2025/8/21 #外為ドキッ

「ドル/円」を中心に前日の振り返りと当日の見通しをギュッとまとめて動画配信しました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka

最新のマーケット情報まとめ

<ドル円相場に影響を与えた材料>
米大統領 FRB理事に辞任要求
FOMC議事録はタカ派的

<ドル円は…>
146円台に下落する場面も見られたが、147円台半ばへ下げ幅を縮小

<今日の注目材料>

米8月購買担当者景気指数(PMI)
米新規失業保険申請件数

『最新のドル/円相場を解説』

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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今日のFX予想 FOMC議事録はハト派化メッセージに注意 2025

2025年164営業日目は147.19円からスタートした後、東京時間朝に147.07円まで下げた。しかし146円台に入ることなく反転すると未明に147.99円まで上昇した。

今週は、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表やジャクソンホール会議など、今後の米国の金融政策を占う上で重要なイベントが待ち受けている。8月のドル/円は、これまでほとんどの時間を146円台から148円台のレンジ内で過ごしているだけに、方向感を出してくれるような強い刺激材料を投資家は待っている。

米7月住宅着工件数は年率換算142.8万件と市場予想(129.7万件)を大幅に上回り、5カ月ぶりの高水準となった。一方で、米7月住宅建設許可件数は135.4万件と予想(138.6万件)を下回り、新型コロナパンデミック期の2020年6月以来の低水準となった。

主な要因は、今日の午後15時に発表された最新英国インフレ指標の4月の英国消費者物価指数 (CPI) が、前月比は前回の0.6%と市場予想の0.2%に対し0.3%で、前年同月比は前回の3.2%と市場予想の2.1%に対し2.3%で、4月の英国消費者物価指数 (CPI) のコア指数も前年同月比が前回の4.2%と市場予想の3.6%に対し3.9%と、前回よりは鈍化したもののいずれも市場予想を上振れしており、想定よりも根強い英国インフレが意識された。

なお、今日は、今朝11時にオセアニア市場のニュージーランド中央銀行のニュージーランド準備銀行 (RBNZ / Reserve Bank of New Zealand) が、ニュージーランドドルの新政策金利を、前回と市場予想一致の5.50%で据え置きする決定をしたことを発表した。

外為どっとコム総合研究所に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

また、同米国市場では翌市場にあたる今夜この後の米国市場では、4月30日~5月1日開催分の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨の発表イベントを控えているため、米国市場では市場予想だけでなく様子見のドル円の持ち高調整も入り始めており、イベント前のイベントリスクによるドルのポジション調整と買い控えの抵抗が入り始めたことでは、円相場でのドルの買い戻し幅は限られていた。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の東京外国為替市場の今日のユーロ円相場の終値は169円80〜85銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の169円70〜72銭付近と比べると約10銭の円安ユーロ高であったが、今夜その後の英国ロンドン外国為替市場では、円高ユーロ安にも転じている。

しかし、昨夜にも米国連邦準備制度理事会 (FRB) 高官達のタカ派発言が続いていた影響もあってドルは円相場で反発したほか、一時低下後の米国長期金利も午後に向けた反発と上昇を始めて低金利通貨の円を売って高金利通貨のドルを買う金利差トレードの影響が再び優勢になり、日本市場時間の午後には国内長期金利が今日の午後15時台の1.000%付近の終値に向かう一方で、米国長期金利は午後からの欧州市場と英国ロンドン外国為替市場の参入後の一時4.449%付近に向けて更に上昇していたため、午後15時32分頃にドルは円相場で一時156円47銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を記録した。

早朝のアジア・オセアニア市場では、世界的に流動性が高い安全資産でもあるドルは円相場で前ニューヨーク終値レベル付近に戻す「往って来い」になっていたため、今朝9時頃から始まった今日の日本の東京外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時156円27銭付近であったが、日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の追加利上げ予想が燻っていた今日の東京株式市場では、朝から日経平均株価が大幅に下落して始まったことでは、国内第一安全資産の低リスク通貨の円の買い戻しが入り、対ドル円相場は今朝9時41分頃に一時156円14銭付近の今日の日本市場の円の高値でドルの安値を記録した。

ウォラー理事とボウマン副議長の2名は、金利の据え置きに反対票を投じた。FOMCの政策決定において2名の反対者が出たのは1993年以来のことである。

今夜この後の米国市場では、最新米国経済指標の発表予定や米国債入札予定と米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨発表などがあり、日本時間の経済カレンダーのスケジュールは、今夜23時に4月の米国中古住宅販売件数、今夜23時30分に米国週間原油在庫、26時に米国20年債の入札予定、27時に市場注目度の高い4月30日~5月1日開催分の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨と議事録の公表予定のイベントを控えている。

市場高値後のドルには、今夜この後の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) 議事要旨を公開するイベント前の利益確定売りや持ち高調整と様子見の抵抗も混ざったものの、米国長期金利は高止まりを見せるような推移を続けたため、日本市場の後も続く今夕の欧州英国市場では、日本市場でのドルの高値を円相場で再び更新する勢いがあったため、ドルの下値は堅かった。

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%下落。22日にジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え様子見ムードが強く、147円台後半を中心に方向感が出なかった。なお、S&Pが米国のソブリン格付けを据え置いたことで148円台へ上昇する場面も見られたが、影響は一時的だった。本日は7月29-30日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公表される。ただ、米7月雇用統計が米労働市場の軟化を示唆するなど、開催時とは状況が変わっていることから想定内の内容であれば反応は限定的だろう。このFOMCではボウマンFRB副議長とウォラーFRB理事が25bp(0.25%ポイント)の利下げを主張したことが明らかになっているが、金利据え置きを支持したメンバーからも利下げ支持に傾きつつあるメッセージが発せられていた場合にはドル売りで反応する可能性もありそうだ。もっとも、FF金利先物で見る9月の利下げ織り込みは約85%と、利下げはほぼ織り込まれているため、ドル売りが強まったとしても146円台後半では下支えされそうだ。

今日の為替相場の値動きの主な要因と、時間に沿った世界FX市場のトレンド動向の分析はまず、昨日の日本市場終了後の英国ロンドン外国為替市場後半の昨夜21時頃から始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時156円23銭付近であったが、昨夜22時頃に次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) のクリストファー・ウォラー理事の発言があり、米国のインフレについて、「データが今後3〜5カ月間に渡り正しい方向に鈍化を続ける十分なデータを得られた場合には、我々は年内または来年初めの米国利下げを考えることができる。最新の4月の米国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) は米国のインフレが加速していないという良い兆候で、消費と労働市場データが米国インフレを抑制するための圧力を加えるという意味では、米国金融政策が適切に設定されていることを示唆していると、私には見受けられる」と発言した。

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