
日経平均株価は3日続落。上値も下値も限定的な値動きとなり、狭いレンジの取引が続いた。3日連続の陰線を形成し、終値ベースで8/14安値(42649円)を若干割り込んで終えた。
RSI(9日)は前日の70.9%→65.4%(8/21)に低下。短期的には上昇のハードルが高くなる。一目均衡表の転換線(42562円 8/21)上を意識して終える格好となったが、8/14安値を下回ったことで25日移動平均線(41484円 同)付近まで下落余地が拡大する可能性が高くなった。あすは上昇が続く転換線を支持に、陽線で切り返しがみられるかが焦点となる。
上値メドは、5日移動平均線(43227円 同)、8/19高値(43876円)、心理的節目の44000円、45000円、3/26高値から4/7安値までの下落幅に対する倍返し45650円などがある。下値メドは、7/24高値(42065円)、心理的節目の42000円、25日移動平均線、心理的節目の41000円や40500円などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実
平均方向性指数(ADX)は、価格の変動幅を指数化して、トレンドの方向性やその強さを分析するために使われるテクニカルインジケーターです。ADXは、0から100までのレンジで推移します。多くのトレーダーはパラメーターを14日間で設定します。ADXの値が25以上の場合は『強いトレンド』と判断します。逆にADXの値が25未満では『弱いトレンド』と判断します。このようにADXはトレンドの強弱を判断するためのテクニカルインジケーターであり、トレンドを予測する目的で使われることはありません。
EMAは他のテクニカルインジケーターと組み合わせることで、相場の状況やトレンドをより正確に把握することができます。
来週、日経平均株価が下値を試す場合は3万9,000円の維持が焦点となろう。テクニカルの面では、5月22日の安値と6月30日の高値のフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準3万9,325円と3万9,100円で推移している25日線の攻防に注目したい。日足チャートのRSIは「買われ過ぎ」の水準へ到達した後、低下基調にある。MACDはデッドクロスへ転じている。日経平均株価の25日線下方ブレイクは、3万9,000円割れの可能性を想定したい。実際に3万9,000円割れとなれば、サポートラインへ転換する可能性がある3万8,600円を視野に下落幅が拡大する可能性が高まろう。
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標準偏差は、マーケット全体の状況を分析ときに使われるテクニカルインジケーターです。標準偏差が上昇の局面にある場合、マーケットは上下に振れやすい不安定な状況にあることを示しています。逆に標準偏差が低下の局面にある場合、マーケットが落ち着いた状況にあることを示しています。
一目均衡表は、相場をサポートする水準や上昇を抑制する水準を分析するために使われるテクニカルインジケーターです。一目均衡表は転換線、基準線、2本の先行スパンそして遅行スパンで構成されています。また、2本の先行スパンの間を雲と言います。 基準線と転換線の関係や遅行線の水準で、トレンドを予測するトレーダーもいます。
RSIは、『買われすぎ』や『売られ過ぎ』を判断するテクニカルインジケーターです。RSIの数値は、0~100のレンジで推移します。見方はトレーダーによって違いますが、一般的にはRSIの数値が70付近まで上昇する場合、買われすぎと判断します。逆にRSIの数値が30付近まで低下する場合、売られ過ぎと判断します。
移動平均収束拡散法(MACD)は、MACDラインとシグナルラインを比較することで、相場の勢いを分析するテクニカルインジケーターです。
FX取引を含めたあらゆる相場のチャート分析において、王道的なテクニカル指標の1つとして広く用いられています。
これら10種類のテクニカルインジケーターには、それぞれ使い方や特徴があります。お客様の取引スタイルや戦略に合わせて使い分けることをおすすめします。
実際にお取引をする前に、テクニカルインジケーターを使ってみたい方は、IG証券のデモアカウントをご利用ください。IG証券でお取引をご希望される方はライブアカウントを開設してください。
移動平均線(MA)または単純移動平均線(SMA)は、多くのトレーダーに使われているテクニカルインジケーターです。MAは、ある一定期間の価格から平均値を算出して、チャート上に折れ線で表示されます。
多くのトレーダーはFX取引、商品CFD、あるいは株CFDを取引するとき、テクニカル分析でマーケットの状況やトレンドを予測しようとします。 テクニカル分析をする前に、テクニカルインジケーターの計算方法や特徴、そしてどのような局面で使うのが適切なのか、といった基本的な知識を学ぶ必要があります。
フィボナッチ・リトレースメントは、価格の戻りの水準を分析するためのテクニカルインジケーターです。具体的には、ある一定期間の高安を設定し、高値から何パーセント、安値から何パーセント戻るのか?を予測するときに使われます。 主に38.20%、50.00%そして61.80%が重要な戻りの水準となります。これらの水準は相場をサポートするポイント、もしくは相場の上値を抑制するレジスタンスのポイントになる可能性があります。
次に重要なことはご自身の取引プランを設定し、そのプランに合うテクニカルインジケーターを選択することです。実際にテクニカルインジケーターを使うときは、短期、中期、長期と期間を分けて分析することをおすすめします。


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