【見通し】ロンドン為替見通し=4-6月期独GDP改定値見極め後はパウエルFRB議長講演待ち

【見通し】ロンドン為替見通し=4-6月期独GDP改定値見極め後はパウエルFRB議長講演待ち

本日のロンドン為替市場のユーロドルは、4-6月期独国内総生産(GDP)改定値を見極めた後は、ウクライナ関連のヘッドラインに警戒しながら、23時からのジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の講演を待つ展開となる。

 ウクライナ戦争の停戦に向けては、15日にトランプ米大統領とプーチン露大統領の米露首脳会談、18日にゼレンスキー・ウクライナ大統領とトランプ米大統領の首脳会談、19日に臨時欧州連合(EU)首脳会談が行われ、3者会談(トランプ米大統領、プーチン露大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領)の開催が検討されている模様で、本日も、関連ヘッドラインに警戒していくことになる。

 4-6月期独国内総生産(GDP)改定値の予想は、季節調整済で前期比▲0.1%/前年同期比+0.4%)、季節調整前は前年同期比横ばいと見込まれている。

 ドイツの景況感の悪化が警戒される中、ネガティブサプライズに警戒しておきたい。

 本日のジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の講演は、最近の米国の経済指標がまちまちとなっているため、明確なシグナルを示さない可能性も高まりつつある。

 9月FOMCに向けて利下げ観測が高まる中、トランプ関税の影響が顕在化する8月のインフレ指標を見極めるという「物価の安定」に軸足を置いた慎重なスタンスを再確認するのか、それとも米7月雇用統計ショックにより、「雇用の最大化」に軸足を置いて利下げを示唆するのか、要注目となっている。

 参考までに、最近のジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言は以下の通り。

 2022年、金融引き締めを「やり遂げるまでやり続けなければならない」と述べ、利上げを継続する姿勢を鮮明にした。

 2023年、「適切と判断すれば追加利上げに動く用意がある。インフレが目標に向かって持続的に低下していると確信できるまで、政策を景気抑制的な水準に据え置く考えだ」と述べた。

 2024年、「政策を調整する時が来た。方向性は明確であり、利下げのタイミングとペースは今後入手するデータ、変動する見通し、そしてリスクバランスに左右される」と述べた。

想定レンジ上限

・ユーロドル:1.1717ドル(8/18高値)

・ユーロ円:173.02円(8/13高値)

・ポンドドル:1.3542ドル(日足一目均衡表・雲の上限)

・ポンド円:200.28円(8/13高値)

想定レンジ下限

・ユーロドル:1.1528ドル(8/5安値)

・ユーロ円:170.56円(日足一目均衡表・雲の上限)

・ポンドドル:1.3369ドル(日足一目均衡表・基準線)

・ポンド円:197.66円(日足一目均衡表・基準線)

(山下)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

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