ドル円、パウエルFRB議長の発言で2円急落もトレンドに変化なし!?今後の注目すべきポイントとは(今夜のFX予想)2025/8/25 #外為ドキッ

ドル円、パウエルFRB議長の発言で2円急落もトレンドに変化なし!?今後の注目すべきポイントとは(今夜のFX予想)2025/8/25 #外為ドキッ

短期トレード即効チャージ ドル円

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

最新のマーケット情報まとめ

<ドル円相場の現状分析>
・ジャクソンホール会合でのパウエル議長発言を受け、ドル円は148円台半ばから146円台半ばへ約2円下落
・発言内容:「リスクのバランスが変化しており、政策スタンスの調整を正当化する可能性がある」
・労働市場の下振れリスクを受け、9月利下げ観測が強まった
・インフレの上振れリスクもあり利下げは慎重に判断していく姿勢を示す
・Fed Watchでは9月会合での0.25%利下げを9割弱織り込んでいる状況
・現在は146円〜148円台のレンジが継続中

<今後の注目ポイント>
・今週:PCEデフレーター(週末)
・来週以降:雇用統計、PPI、CPI、小売売上高

<今週の注目イベント>
・ウィリアムズNY連銀総裁
・消費者信頼感指数(26日)
・新規失業保険申請件数
・ウォーラー理事講演
・中川日銀審議委員講演
・PCEデフレーター(週末のメインイベント)

<結論>
ドル円相場は当面146〜148円台のレンジが継続する見込み。方向感を決定づけるには、今後発表される米国の経済指標(特にインフレ関連と雇用統計)の結果が重要。パウエル議長はインフレ警戒感を残しつつデータ依存の姿勢を示しており、相場はデータ待ちの状況が続くと予想される。

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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米金利が上昇したこともあり ドル円は152円61銭まで買われる

本日のドル円は152円20銭~154円程度と予想します。

目先の展開については、今後の米長期金利の動向などに関心が集まる。このところの流れを引き継ぎ、今後も弱気地合いが継続した場合、ドル円レートは次の安値目標水準である8月14日安値146.21まで下値拡大の展開も見込まれる。

議会証言でパウエル議長が利下げは急がない姿勢を見せたことでドルが上昇。米金利が上昇したこともあり、ドル円は152円61銭まで買われる。ユーロドルは小幅に下落したものの、1.03台は維持。株式市場はまちまちの展開。ナスダックは下げたものの、ダウとS&P500は続伸。パウエル議長が利下げは急がないと発言したことが重石に。債券も利下げを急がないとの発言に軟調な展開。長期金利は4.53%台に上昇。金は小幅に反落し、原油は続伸。

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