FX/為替「ドル/円反発、トランプ関税発動後の消費者心理の移り変わりに注目」 外為どっとコム トゥデイ 2025年8月26日号

FX/為替「ドル/円反発、トランプ関税発動後の消費者心理の移り変わりに注目」 外為どっとコム トゥデイ 2025年8月26日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年8月26日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼25日(月)の為替相場
(1):IFO「ドイツ経済の回復は弱い」
(2):NEC委員長 FRB後任について語る
(3):米新築住宅販売件数 前月から減少
(4):ダラス連銀総裁 短期金利市場への圧力リスク

▼25日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:大きな方向感は出にくい展開/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

25日(月)の為替相場

期間:25日(月)午前7時00分~26日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):IFO「ドイツ経済の回復は弱い」

独8月IFO企業景況感指数は89.0と市場予想(88.8)以上に前月(88.6)から上昇し、昨年4月以来の水準となった。現況指数が前月の86.5から86.4へと低下した一方で、期待指数は91.6と前月の90.8から上昇した。独IFO経済研究所は「ドイツ経済の回復は依然として弱い」とコメントした。

(2):NEC委員長 FRB後任について語る

米国家経済会議(NEC)のハセット委員長はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の後任について「大統領が決断するまであと数カ月かかるだろう」と語った。また、22日のジャクソンホール会合でのパウエル議長の講演について「的確だった」と評価し、「FRBが複数回利下げするのは適切」との見解を示した。

(3):米新築住宅販売件数 前月から減少

米7月新築住宅販売件数は年率換算65.2万件と予想(63.0万件)を上回ったものの、前月(65.6万件)から減少した。

(4):ダラス連銀総裁 短期金利市場への圧力リスク

米ダラス連銀のローガン総裁は「9月の納税期日や四半期末にかけて短期金利市場に一時的な圧力が生じる可能性がある」と指摘した。

25日(月)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:大きな方向感は出にくい展開

昨日のドル/円は終値ベースで約0.5%上昇。先週末はジャクソンホール会合でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けてドルは急落したが、昨日はその反動で買い戻しが優勢となり、一時147.94円前後まで上昇した。
パウエル議長の発言は警戒していたほど利下げに慎重な姿勢ではなかったが、「オープンマインド」となっただけで、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げは今後発表されるデータ次第となる。
本日は米8月消費者信頼感指数が発表される。トランプ政権の関税政策発動を受けた、消費者心理の移り変わりに注目したい。ただ、市場の一番の注目はインフレや労働関連の経済指標となる。今週は29日に米7月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が発表されるため、それまでは大きな方向感は出にくいだろう。引き続き146円台では下値が支えられやすい一方で、148円台では上値が抑えられやすくなりそうだ。

注目の経済指標:米消費者信頼感指数

注目のイベント:RBA議事録

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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「日興FX」は当社が提供する外国為替証拠金取引です

FX初心者の方は、まずメジャー通貨で、かつストレート通貨を選ぶことをおすすめします。最初は右も左もわからない状態からのスタートなので、リスクが少ない通貨ペアを選び、徐々に取引に慣れていくためです。

参考として、FXに慣れていない人にはあまりおすすめできない通貨についても触れておきます。

以上を踏まえ、FX初心者におすすめする通貨ペアは、「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」「ユーロ/円」です。是非参考にしてみてください。

これからFXを始める人にとって、一番取引しやすいといえる通貨ペアは米ドル/円です。

今回はそうした疑問の答えとして、「そもそも通貨ペアとは何か?」「FX初心者はどの通貨ペアを選ぶのが正解か?」などについて解説していきます。

「日興FX」には、取引手数料はかかりません。ただし、当社が提示する通貨の価格の売値と買値の間には差額(スプレッド)があります。また、非対円通貨取引においては円貨への換算に伴うスプレッドがあります。スプレッドは、市場の状況によって変化しますので常に一定ではありません。お客さまの約定結果による実質的なスプレッドは当社が広告で表示しているスプレッドと合致しない場合があります。当社が広告で表示しているスプレッドはお取引の際のスプレッドを保証するものではありません。

取引量が多い通貨ペアは、多くの人が注目しているため、チャートの値動きが安定していて取引をする際の特徴をつかみやすいといえます。また、何か突発的な事件が起こったときに、急激に変動するリスクも低いため、最初にFX取引をする際には手を付けやすいペアだといえます。

それぞれの項目について解説していく前にFXを初めたての段階で、知っておきたいポイントがあります。それは、「取引する通貨ペアを少数に絞る」ことです。

「日興FX」では、事前に当社が定める所要の証拠金を日本円の現金で差し入れていただきます(代用有価証券や外貨での受入はいたしません)。証拠金は、取引額に通貨ペアごとに定められた証拠金率(最低4%)を乗じて算出された金額以上が必要です。証拠金率は市場の状況など取引環境の変化に応じて、当社の判断により変更する場合があります。取引額の証拠金の額に対する比率(レバレッジ)は、最大25倍になります。

FXでは通貨ペアを売るときの値段(Bid)と買う時の値段(Ask)に差があります。この差額を「スプレッド」といいます。

FX口座を開設し、いざ取引を始めようと思うと気になるのは、「どの通貨ペアを選べばいいのかわからない」という疑問です。

反対に、マイナーな通貨は情報を取得しにくいので、予想外の値動きに翻弄されやすくなる可能性があります。そのため、FX初心者の場合は避けたほうが良いでしょう。

「日興FX」は当社が提供する外国為替証拠金取引です。外国為替証拠金取引は、取引通貨の価格変動(非対円通貨取引の場合は、当該通貨ペアの基準通貨の円に対する価格変動を含みます)により損失が生じるおそれがあります。スワップポイントは取引する通貨ペアの金利情勢等によって日々変化する為、受け取りもしくは支払いの金額が変動したり、スワップポイントが受け取りから支払いに転じるおそれがあります。外国為替証拠金取引は少額の証拠金で、差し入れた証拠金を上回る額の取引を行うことができるため、証拠金の額を超える大きな損失が生じるおそれがあります。証拠金維持率が、当社の定める水準を下回った場合、お客さまのご意思に関わらず、未決済建玉の全てに対して強制決済を行います(ロスカットルール)。ロスカットルールは、お客さまの損失を一定の範囲に限定できるものではなく、急激な相場変動等により、差し入れた証拠金以上の損失が生じるおそれがあります。外国為替証拠金取引は、金融商品取引法37条の6の規定(クーリング・オフに関する規定)の適用はありません。

FXでは「この通貨ペアが一番稼げる」と断言することはできません。

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