
東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は135ドル高の45418ドルで取引を終えた。翌日にエヌビディアの決算発表を控えて様子見姿勢が強く、中盤辺りまではプラス圏とマイナス圏を行き来したが、終盤にかけて強含む展開。3指数がそろって高値圏で取引を終えた。ドル円は足元147円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが205円高の42505円、ドル建てが215円高の42515円で取引を終えた。
米国株高を好感した買いが入ると予想する。エヌビディアの決算待ちという状況は日本も同様で様子見姿勢は強まると思われるが、ドル円も落ち着いており、売りを急ぐ理由が乏しい。エヌビディアの決算次第では、あすはギャップアップスタートもあり得る。きのうの日経平均は買い手不在の中で売りだけが急がれたような地合いとなったが、きょうは売りの方が手控えられて、しっかりとした動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは42450-42700円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
つまり日本株は「上がりやすく 下がりにくい状況」が続く見通しです
トランプ関税を巡っては米中両国が8月12日に迎える相互関税の上乗せ税率の再発動を停止する期間をさらに90日間延長する見通しです。分野別関税の交渉は残りますが、関税を巡る不確実性は大きく後退しています。
先週末の米国市場は、主要3指数が揃って上昇となりました。国際通貨基金(IMF)が17日に発表した世界経済見通しによると、米国の2025年の成長率予想は前回から0.5ポイント引き上げられ、2.7%と発表されました。
このため、相場が下がれば、すかさず彼らからの買いが入り、下げ渋る展開が想定されます。つまり日本株は「上がりやすく、下がりにくい状況」が続く見通しです。
ちなみに、2024年8月のジャクソンホール会議でパウエル議長は利下げを予告し、その後9月のFOMCで0.5%の大幅利下げを決めました。今年も利下げを予告するようなら、米国株は上昇を加速させる見通しです。
次のFOMCは9月16~17日に開催される予定であり、それまでに雇用統計とCPIを2回ずつ発表されます。その間にトランプ関税によるインフレが顕在化するかもしれません。8月21日から23日まで開催される経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」にて、パウエル議長が利下げ見通しに関して如何なる発言をするか否か注目です。
2025年第2四半期決算の発表が進むなか、好業績や明るい見通しを示した銘柄を選別物色する動きが続くでしょう。


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