月末フローと米指標前でレンジ相場【外為マーケットビュー】
動画配信期:公開日から2週間
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
動画の内容まとめ
ドル円の動き
– 朝から上昇し、147円台前半から148円台へ
– 148円がレジスタンスとなり、148円18銭まで上昇後に下落
– 月末スポット需給の影響も考えられる
– 146円台ミドルはサポートされているが、148円は重い
オーストラリア関連
– 7月CPIが1.9%から2.8%へ上昇
– 9月利下げ織り込み度が35%から25%に低下
– 豪ドル円は一時96円台に上昇したが、95円ミドル~96円のレンジ継続
フランス政治情勢
– 首相が財政改革案を発表するも野党が反発
– 9月8日に信任決議を実施予定
– 主要野党3党が不信任の方向で、覆される可能性が高い
– フランス10年国債利回りが3.532%と直近高値を更新
– 財政赤字110%への懸念で国債売り
アメリカ金融政策
– ウィリアムズNY連銀総裁:9月FOMC判断には今後の経済指標が必要
– FRB理事解任問題でトランプ政権との確執継続
– 9月利下げ織り込み度は80%以上
今後の注目点
– 本日:米新規失業保険申請件数、GDP発表
– 明日のPCE発表まではレンジ取引継続の見込み
– 月末フローの影響
– 東京市場でのNVIDIA関連テック株への影響
結論
ドル円は146円半ば~148円のレンジが継続する見込み。フランス政治不安がユーロの重し、NVIDIA決算がテック株に影響を与える中、明日のPCE発表が重要な材料となりそう。

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外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
YEN蔵 氏
株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。YouTubeなどで個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。
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ドル円148円重い 月末フローと米指標前でレンジ相場 YEN蔵
永く第一線でディーラーとして活躍したYEN蔵氏。専門知識を活かした相場解説や今後の見通しを知るうえで有効です。
ドル/円は直近の日足が寄せ線となり、寄り付き水準に戻して引けています。上ヒゲがやや長く上値トライに失敗した影響がより強い状態にあることから、下値トライの動きが先行すると見られますが、現状は146.70-80の日足の抵抗を下抜けておらず、反発に転ずる可能性を残しています。
結論ドル円は146円半ば~148円のレンジが継続する見込み。フランス政治不安がユーロの重し、NVIDIA決算がテック株に影響を与える中、明日のPCE発表が重要な材料となりそう。



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