シャープ亀山北工場 12億円で売却
大阪・堺市に本社を置く家電メーカーのシャープは、かつて「世界の亀山」ブランドの大型液晶パネル生産で知られた亀山工場(三重県亀山市)の一部の土地建物を、三重県の会社に12億円で売却することを明らかにしました。 シャープによると、売却するのは亀山事業所の「亀山北工場」の土地建物で、かつてカメラモジュール事業本部が所在していました。 売却先は試作品メーカー「トピア」(本社:三重県鈴鹿市)、売却額は12億円。 売買契約は今月29日に締結していて、9月25日に譲渡する見通しです。 シャープは、保有資産のスリム化する方針のもと、使われていなかったり稼働していなかったりする資産の売却を進めていて、今回もその一環だとしています。 売却する土地建物の帳簿価格は5億7300万円で、売却に伴いシャープは2026年3月期の第2四半期連結決算に、固定資産売却益として4億8400万円を計上する見込みです。 一方、亀山工場のうち「第2工場」について、シャープは来年8月までに親会社である台湾の鴻海精密工業に売却するとすでに明らかにしています。
シャープは29日、中小型液晶パネルを生産する亀山工場(三重県亀山市)の一部を、自動車部品の試作製造などを手がけるトピア(三重県鈴鹿市)に売却する契約を締結したと発表した。売却額は12億円で、9月25日に譲渡する予定。
亀山北工場はスマートフォン向けのセンサー部品を生産していたが、2020年度で生産を停止していた。譲渡日は9月25日を予定しており、シャープは26年3月期の連結決算に固定資産売却益として4億8400万円を計上する見込み。
シャープは29日、液晶パネルを生産する亀山工場(三重県亀山市)の一部を、自動車関連部品の試作や開発を手掛けるトピア(三重県鈴鹿市)に売却すると発表した。スマートフォン向けセンサー部品を生産していた工場が対象で、売却額は12億円。トピアは自動車関連部品の試作ラインに転換する。
大手電機メーカーのシャープは、液晶パネルを生産する三重県亀山市の亀山工場の一部を県内の自動車部品会社に売却すると発表しました。発表によりますと売却するのは亀山工場のうち、2016年からスマートフォン向けのセンサーの製造拠点となっていた「亀山北工場」です。工場での生産は2020年度に終了し、シャープは工場の土地およそ3万平方メートルと建物を、自動車部品の試作や製造を手がける三重県鈴鹿市の「トピア」に12億円で売却することで合意しました。譲渡は来月(9月)25日に行われ、ことし9月期の中間決算に売却益4億8000万円余りが計上されるということです。シャープの亀山工場は「世界の亀山モデル」としてかつて注目を集めた液晶パネルを生産していて、主力の第1工場と、親会社である台湾の「ホンハイ精密工場」に売却が決まった第2工場のほか、亀山北工場のような比較的小規模な生産施設で構成されています。
シャープの亀山北工場(延べ床面積は約3万平方メートル)の土地・建物の売買契約を両社が29日付で結んだ。9月25日に譲渡する見通しで、2026年3月期に固定資産売却益として4億8400万円を計上する見込み。同工場は21年3月期以降稼働を停止していた。
シャープは同一敷地内にある液晶パネルを生産する亀山工場のうち、第2工場を親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業に売却する方針を示している。


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