
小陽線引け。96円台に乗せるも、日足一目・雲の上限を僅かに超えたところで頭を押さえられた。もっとも下押しも限られ、基準線の上で2手連続の陽線引け。
雲の上限は本日、96.09円と昨日高値まで僅かに水準を上げる。95.85円で推移する基準線とともに、両線を見据えながらの取引か。雲をしっかりと上回るようだと、96円後半の12日高値圏が視野に入ってくる。
レジスタンス1 96.84(8/12高値)
前日終値 95.98
サポート1 95.15(8/22安値)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は テクニカル分析用のインジケーターです
米ドル安と円高が重なる局面が多く見られる場合は、146円の下方ブレイクを意識したい。この場合は、現在145.60台で推移している89日線、および4月22日の安値と8月1日高値の半値戻し145.40レベルの攻防が視野に入ろう(日足チャートを参照)。後者のテクニカルラインの下方ブレイクは、145.00をトライするサインと捉えたい。
FXにおける「雲」は、日本で生まれたテクニカル分析手法である「一目均衡表」に用いられます。一目均衡表でもっとも大事な要素であるため、しっかりと身につけておく必要があります。雲はトレンドを判断するために必要となるローソク足の支持線や抵抗線となってくれるものであり、トレンドラインはローソク足の安値同士・高値同士を結ぶことによって見えてきます。たとえば、買いポジションを持っている人が多い相場状況である場合には、相場が下がってほしくないといった心理状態を表しています。そうした投資家たちの心理を表すものとして、雲が形成されます。
一目均衡表はすべてを習得するのが難しいテクニカル指標であると言われています。一目均衡表の考案者である一目山人による解説本は全7巻があるものの、一部の本は絶版になっており、現在完全に習得した人はほとんどいないとされています。ただし、時間論・波動論・値幅観測論などの理論があるものの、実際の使用にあたっては、一目均衡表を完全に習得する必要性はあまりなく、おおまかな概念の理解とシグナルさえ押さえておけば充分役立てることが可能です。
一目均衡表は、テクニカル分析用のインジケーターです。雲を見るうえで理解しておくべき一目均衡表の特徴や習得すべき必要性について説明します。
テクニカル分析用のインジケーター(テクニカル指標)は海外発のものが多いなかで、一目均衡表は日本人によって考案されたものになります。海外にも逆輸入されているもので、「ichimoku」として親しまれています。一目均衡表の優れている点は視覚的に判断しやすく、現在の相場状況が上向きであるのか下向きであるのかといった方向感と強弱が分かります。多くのテクニカル分析がチャートの縦軸である「価格」を重視しているのに対して、一目均衡表では横軸である「時間」にも注目しています。それによって、価格とともに相場が変化していくタイミングを示唆しています。一目均衡表を正しく判断することによって、エントリーポイントを見逃しにくくなるのではないでしょうか。
ドル円が148.70レベルをトライするサインとして注目したいのが、今月12日以降、何度か相場の上昇を止めている日足の一目基準線である。現在148.40手前 (148.38レベル)で推移しているこのテクニカルラインを突破すれば、148.70の攻防を意識したい。


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