[ポンド米ドル]財政懸念

東京市場でポンドは米長期金利の上昇もあり1.35ミドルからじりじりと上値を切り下げるなど上値の重い展開で始まった。しかし、ロンドン市場が始まると一気に売りが進み1.33台に突入。スターマー首相が財務省主席副大臣を異動させるなど改革改造を実施。財政不安が一気に高まったことがポンド売りを促した。NY時間には1.3341まで下落、その後は1.34台まで買い戻されたが上値の重い展開となった。ただ、一方でトランプ関税への違法性が問われる中で米財政赤字への懸念も高まりポンドの下値も限定的とみる。週末の米雇用統計を控え売られ過ぎの反発には注意したい。

ポンドドル予想レンジ： 1.3420～1.3310（61.8％）

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