
金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動き まとめ
COMEX(ニューヨーク商品取引所)の金先物12月限は前日から43.30ドル(1.21%)上昇し、1オンス当たり3635.50ドルで取引を終了しました。3営業日連続で史上最高値を更新しました。
米7月JOLTS求人件数は718.1万件と市場予想(738.0万件)を下回り、昨年9月以来の水準に減少しました。これを受けてドルが下落し、ドル建てで取引される金に割安感が広がったことから、金価格は6営業日連続で上昇しました。
最新の金(ゴールド)CFD チャート
30分足チャート

日足チャート

「CFDネクスト」での金(ゴールド)スポット価格について、テクニカル分析では単純移動平均線(10日)が上向きとなる中、価格は移動平均線より上に位置していることから上昇トレンドを示している。相場の過熱感をはかるRSIは、100付近で推移していることから買われすぎを示している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
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『CFDネクスト』においてスプレッド実績は「日本N225」では42%縮小し2.9(提示率は最も高く99.95%)、「WTI原油」では13%縮小し0.026(提示率は99.88%)となりました🌟
今後も、さらに低コストでお取引いただける環境を提供するために邁進してまいります。

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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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市場状況や将来の変動要因から金価格の未来を予測していきます
2024年、金(ゴールド)の相場は乱高下を繰り返しつつも基調は上昇傾向で、市場の構造変化により史上最高値を何度も更新しました。今回は2024年下半期の金価格変動を中心に振り返りながら、2025年における金相場の展望についてお話しさせていただきます。
ほぼ他の金属が混ざっていない金(GOLD)で、いわゆる「純金」と呼ばれるものです。純度が高いことから、変色や腐敗などが起こりにくいのが特徴として挙げられますが、硬度が低く、アクセサリーなどの加工が難しいため、資産や投資目的として利用するケースが大半です。1000分率における純度は99.99%で、フォーナインと呼ばれることもあります。ちなみに料理などにも用いられる「金箔」は、「K24」ではなく「K23」です。
金ETFとは金に関する金融商品になり、金の価格に連動した取引を可能にする上場投資信託です。金ETFを購入することで、物理的に金を保有する必要なく、金の価格が上昇した場合に利益を得ることができます。また、金ETFを通じて金に投資することは、実際に金を購入したり保管したりする手間やコストを省けるという利点があります。金ETFが2010年に登場したのち、金の需要と供給のバランスに大きな影響を与え、金相場の上昇に影響を与えたと考えられています。
日本の超低金利政策とは反対にアメリカの政策金利により起きた円安ドル高は、ドル建てで取引される金には大きな影響を与えています。更に中国経済の深刻さが地政学的リスクとして世界中が金を購入している点も要因とされています。アメリカのシリコンバレーバンクを含む3つの銀行が相次いで破綻したことにより、中国は「恒大ショック」に続き不動産最大大手と呼ばれる「碧桂園」が約1兆円の赤字を発表。中国経済の崩壊は今後の金価格を大きく左右しています。これまでアメリカと肩を並べるほどの経済成長を遂げてきた中国でしたが、近年は少子化に加えて新卒採用の減少や銀行預金の金利も下がるなど中国国内の富裕層がリスクヘッジとして金を購入するケースが増えたことも金高騰の要因とされています。
2025年現在、金価格は高水準で推移しており、その動向に世界が注目しています。金は有事に強い「安全資産」として知られており、経済の不透明感が増す中で、需要が高まっています。市場状況や将来の変動要因から金価格の未来を予測していきます。
宝飾品としての金についでに有名なのが工業用品としての金であり、金の性質として展延性・耐腐食性・高い導電性を利用した加工が用いられています。例えば電子部品の電導体やコネクタ部分の表面に金メッキをする事で金の性質のひとつである高い耐腐食性が年月が経っても錆びないように防いでいるのです。他にも高い伝導性と優れた延性を生かした電子部品同士の接続などに用いられています。近年の電気製品の多くには、このような用途で金が使用されているので廃棄された電気製品から金などのレアメタルを回収する事業も展開しております。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が発生しており、地政学リスクの高さを受けて金の需要が維持されたと考えられます。
2023年後半にイスラエルとハマスの武力衝突が勃発すると、金価格は再び上値を試す展開になりました。
金価格(XAU)は1オンスあたり3500ドルを突破し、史上最高値を更新した。背景には米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測がある。
ここ数年、世界共通の資産である「金(GOLD)」の価格が高騰を続け、話題に上がる機会も多くなりました。「有事の金」とも呼ばれる安全資産「金(GOLD)」の相場が上昇する背景には、先行きの見えない不安定要素が大きく影響を及ぼしていると言われています。これから宝飾品などの金製品や金(GOLD)そのものを購入される方、もしくは売却される方が最低限知っておきたい「金相場」のしくみと、今後の「金価格」の傾向を解説させていただきます。
貴金属の合金は、その主成分の含有率を「純度」や「品位」と呼び、金(GOLD)においては、24分率や1000分率(パーミル)で表されています。24分率は「24金」「K18」といった具合に、日本において装飾品などに用いられることが多い比率の表され方で、一方1000分率は、ISO規格準拠のものやヨーロッパにおける金製品、日本においても投資用のインゴットなどに用いられることが多い比率です。また、金(GOLD)の割り金に用いられる金属は、銅や銀、パラジウムなどが一般的です。ここで、主な金(GOLD)の24分率における純度ごとの特徴について触れておきます。
金価格の高騰というニュースはよく耳にしますが、近年では銀(シルバー)の価格動向にも注目が集まっています。これまで金に比べてやや影の薄かった銀ですが、近年では価格がじわじわと上昇し、その市場価値が見直されつつあります。ここでは過去20年の主要な出来事と価格変動の関係を振り返ります。
2011年8月に金が1921ドルを記録した際、1年後にビットコインは145%上昇した。2020年8月に金が約2070ドルで高値をつけた後、ビットコインは3か月で68%、6か月で286%、12か月で315%上昇した。
9月に史上最高額となる1gあたり10,063円を記録。それから間もなく9月27日には9,970円にまで下落しましたが、10月7日に起きたイスラム教原理主義過激派組織ハマスによるイスラエルへのテロ行為により金相場は最大で10,544円/1gにまで急上昇。11月に入ってもなお金相場は1万円台をキープしており、中東情勢の緊迫化はウクライナ情勢や新型コロナウイルス感染拡大などに続く金価格高騰の下支えとなっています。
金は通常、宝飾品など貴金属や宝石の計量に使用される単位「トロイオンス(日本での記号はoz)」、もしくは「グラム」で取引単位が決められていて、国際的には1トロイオンスあたりの米ドル建で取り引きされており、日本国内での店頭表示価格は、その米ドル建の価格をもとに、1グラムあたりの円建価格に換算され公開されています。また、全世界における金の目的別需要の割合は、 金の国際調査機関「ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)」が発表したレポートによれば、2019年の目的別需要のシェアは、宝飾品48.4%(前年:50.6%)、工業7.5%(前年:7.7%)、投資29.2%(前年:26.7%)、公的機関14.9%(前年:15.0%)といった内訳が発表されています。ここで、主な金の目的別需要(用途)を説明しておきますと、皆さんに馴染み深い宝飾品としての金に関しては、前述のレポートにもありますように世界における金の多くが宝飾品として使われており、紀元前から現在に至るまでの長い間、人々からステータスの象徴として扱われ様々なアイテムが生み出されてきました。リング(指輪)・ネックレス・ブレスレット・ピアス(イヤリング)等のアクセサリー、金杯・仏具等の宗教儀式由来のアイテム、金貨・大判小判等の貨幣は今でも身近にある宝飾品と言えます。次に、工業用の金ですが、金の性質である展延性・耐腐食性・高い導電性を活かした、精密機器等の金メッキや電子部品同士の接続などの技術に用いられています。また、金は医療用としての用途も有名で、金歯や体外検査キットの検査ラインの発色剤などに用いられています。このような工業・医療用途で利用された金は、産業廃棄物として発生するレアメタルの一部として再資源化されており、東京オリンピックにおける金メダルも、再資源化された金が使われているそうです。そして、投資用の金ですが、個人の方が多く手掛ける代表的なものとして、インゴット(金塊)などの「金地金」や世界各国の政府が発行する投資用の「金貨」を購入して自身で保管するもの、貴金属商・商社・銀行などの運営会社から毎月決まった金額の金を購入し保管してもらう「純金積立」、金地金そのものを有価証券化して証券取引所に上場し証券会社や銀行などに投資の運用をお任せする「金上場投資信託(ETF)」などが、代表的なものとしてあります。金の投資は、共通認識として株式・債券などと違い配当金や利息は生まないため、あくまでも「もうける」というよりは「ためておく」というイメージが一般的です。逆に言えば株式などの金融商品は価値がなくなる恐れはありますが、金は価値がゼロになることはないことが最大の魅力と言えます。最後に公的機関の金ですが、各国の中央銀行や国家機関における「金準備」を指し、国連の専門機関であるIMF(国際通貨基金)の体制下において、加盟国の政府・中央銀行(国の金融の中心となる機関)は、輸入代金・対外債務返済等の支払い、国際通貨不均衡の是正、為替相場介入などのために、一定比率以上の外貨や金の資産を保有する義務を有し、その保有する金のことを「金準備(gold reserve)」と言います。



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