【見通し】ロンドン為替見通し=欧州通貨、米雇用統計を控え一定のレンジで上下か

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【見通し】ロンドン為替見通し=欧州通貨、米雇用統計を控え一定のレンジで上下か

本日のロンドン為替市場で欧州通貨は、複数の経済指標を確かめ、債券市場に目を向けながらの取引か。もっとも、欧州午後(日本時間21時30分)には今週のメインイベント・8月米雇用統計が発表されるため、対ドルでは一定のレンジ内に留まりそうだ。

 経済指標は、ユーロ圏から7月独製造業新規受注、同月仏貿易収支や経常収支、4-6月期ユーロ圏GDP確定値、英国が7月小売売上高、スイスからは8月SECO消費者信頼感指数が発表予定。ユーロ圏GDPの前期比が予想通りにプラスを維持できるか、英小売売上高は前回から縮小見込みのプラス幅、SECO消費者信頼感指数が再び拡大傾向にあるマイナス幅などをチェックしておきたい。

 ユーロについては、来週8日にフランス下院で行われるバイル内閣への信任投票への警戒感はくすぶったまま。不信任から財政改革の遅れが確実となれば、ユーロの上値は追いづらい。

 ポンドは、今週前半に広がった英財政悪化への懸念が縮小していることが支え。リーブス英財務相が財政規則を守ると強調し、英債券市場は落ち着きを取り戻した。なお、英秋季予算案の公表は、予想されていたより遅い11月26日に決まった。

 昨日明らかとなった8月スイス消費者物価指数(CPI)は、前月比0.1%低下と7カ月ぶりの低い水準を記録。もっとも市場は許容範囲内と見なし、今月下旬のスイス中銀会合では政策金利は現行0.00%で据え置きとの見方が優勢だ。

 米雇用統計では、8月分の雇用者数も大切だが、7月分と6月分の改定値にも要注意。なお、米労働統計局(BLS)は来週前半、2025年3月まで1年間の雇用統計を修正する予定。下方修正が見込まれ、一部予想では最大95万人の減少もあり得るとされている。

想定レンジ上限

・ユーロドル、1日高値1.1736ドル

・ポンドドル、1日高値1.3550ドル

・ドルスイスフラン、8月11日高値0.8132フラン

想定レンジ下限

・ユーロドル、8月27日安値1.1574ドル

・ポンドドル、3日安値1.3333ドル

・ドルスイスフラン、7月28日安値0.7945フラン

(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】ロンドン為替見通し=欧州通貨、米雇用統計を控え一定のレンジで上下か

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