
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年9月5日 19時20分
【9/8(月)】:自民党・臨時総裁選の党員意思確認、中国貿易統計、NY連銀期待インフレ率ほか
・未定 中国 8月貿易収支
【前回】982.4億ドル 【市場予想】989.0億ドル
ポイント:
直近7月の貿易収支は982.4億ドルと、6月の1,147.7億ドルから黒字幅が縮小したものの、輸出が予想外に堅調で、世界的な需要が中国経済を下支えしていることが示されました。ただ、対米輸出は前年同月比で22%減と、6月の約16%減からさらに落ち込みが深まっています。米中通商協議では90日間の関税停止延長が決まったものの、その後の進展は乏しく、中国経済には依然として不透明感が残ります。
FX視点:
・輸出が堅調であれば世界経済への安心感からリスク選好が強まり、主要な交易相手国の豪ドルを支える可能性。
・逆に輸出が鈍化すれば、中国国内の消費減速が豪ドルを圧迫するリスクも高まる可能性。
・15:00 日本 自民党臨時総裁選の党員意思確認
【前回】— 【市場予想】—
ポイント:
麻生太郎最高顧問らが総裁選前倒しに賛成を表明し「石破おろし」の機運が高まる一方、現段階で実施に必要な過半数(172人)の支持は確定しておらず予断を許しません。もし石破氏以外が次期総裁に選ばれれば、国会での首班指名選挙が待ち受け、高市氏が選出された場合には野党結集による政権交代リスクも指摘されています。
FX視点:
・総裁選実施なら、財政拡張への期待から円売り圧力が強まる可能性。
・否決されれば先行円売りの巻き戻しが入りやすくなり得る。
・24:00 米国 8月NY連銀1年インフレ期待(%)
【前回】3.09 【市場予想】—
ポイント:
7月の期待インフレ率は3.09%と6月の3.02%から上昇しました。一時は関税懸念で4月に3.63%まで上昇したものの、その後は3.0%付近まで低下し、期待インフレ率は落ち着きの兆しを見せています。ただ、最近の物価上昇が持続すれば再び上昇に転じる可能性もあり、FRBの利下げ判断ペースにも影響を与えそうです。
FX視点:
・期待インフレ率が上昇すればドルの下支え要因。
・低下すればドルの重し。

※Bloombergのデータを基に作成
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