【週間イベント】

4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 小俣凪子
目次
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
日本政治情勢 不透明感
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
トルコ中銀政策金利
北米(米国・カナダ)
重要イベント
9/9☆米雇用統計年次改定
9/10☆米8月生産者物価指数
9/11☆米8月消費者物価指数
9/11☆米新規失業保険申請件数
9/11◎米8月財政収支
9/12◎米9月ミシガン大消費者態度指数・速報値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
米労働省は9日に、2024年の雇用統計について年次改定の推計値を発表します。昨年と同様に今年も、非農業部門雇用者数が大幅に下方修正されるのではとの警戒感が広がっています。
北米のイベント

欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
9/8◎独7月鉱工業生産
9/8◎仏内閣信任投票
9/11☆ECB政策金利
9/11☆ラガルドECB総裁記者会見
9/12◎英7月GDP
9/12◎英7月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
8日にはフランス内閣の信任投票が予定されています。欧州中銀(ECB)のラガルド総裁が「ユーロ圏内で政権が崩壊する事態は、どの国であっても懸念材料だ」と述べていたことから、市場の関心が高まっています。さらに、11日にはECB理事会が開かれ、政策金利の発表が控えています。市場では現状維持が見込まれており、その後に行われるラガルド総裁の会見で示される見解に注目が集まりそうです。
欧州のイベント

アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
9/8◎自民党が臨時総裁選の実施要求の意思確認
9/8◎中国8月貿易収支
9/8◎日本4-6月期GDP・改定値
9/8◎日本7月貿易収支
9/10◎中国8月消費者物価指数
9/10◎中国8月生産者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
日本の政治情勢には引き続き不透明感が残ります。自民党内では石破首相に対する辞任要求が強まっており、国会議員らが総裁選の前倒し実施を求める書面を提出する8日を待たずに、総裁選の早期実施を求める声も上がっています。
アジア・オセアニアのイベント


新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
9/9◎南ア4-6月期GDP
9/9◎メキシコ8月消費者物価指数
9/10◎トルコ7月鉱工業生産
9/11◎南ア4-6月期経常収支
9/11☆トルコ中銀政策金利
9/11◎メキシコ7月鉱工業生産
9/11◎OPEC月報
9/12◎トルコ7月経常収支
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
11日にトルコ中銀が政策金利を発表します。トルコ中銀は年末のインフレ率を25~29%と予測していますが、3日に公表された8月CPIは前年比+32.95%となり、目標達成は困難な状況です。ただし前月(+33.52%)からは鈍化しており、市場では200bpの利下げが実施されるとの見方も浮上しています。
新興国のイベント

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所に所属する外国為替市場のアナリストが、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
小俣 凪子(おまた・なぎこ)
大学卒業後、約2年メガバンクで勤務し個人営業で投資信託や保険販売等を行う。 2021年3月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 銀行勤務時代に得た接客スキルを活かしながら、X(Twitter)やYouTubeなどSNSで個人投資家に寄り添った情報発信を精力的に行っている。元邦銀ディーラー今井雅人氏と共に「FX脱初心者塾」(動画シリーズ)を担当。
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FXの主な経済指標は以下の4つに分類されます
ユーロは、外国為替取引市場における取引量に加え、中央銀行や政府が持つ外貨建て資産(外貨準備)のシェアとしても米ドルに次ぐ第2位を誇るため、現在のFX投資家は米ドルだけでなく、ユーロの動きにも気を配る必要があります。
GMOクリック証券のFXネオでは、経済指標が記載されている経済カレンダーを確認できるだけでなく、許容スリッページの設定もできるためFX取引の開始を検討する方は、GMOクリック証券のFXネオの利用を検討してはいかがでしょうか。
FXの主な経済指標は以下の4つに分類されます。
FX取引では、消費者物価指数は注目度の高いインフレ指標とされ、日本の消費者物価指数はアメリカ、ユーロ圏ほどではないものの日本で注目するトレーダーも多く、指標次第で米ドル/円などの通貨ペアのレートが動くケースがあります。
例えば、GMOクリック証券のFXネオでは、経済カレンダーを通じて月別に発表される指標の時間、重要度、各数値などを簡単に確認できます。特に、重要度は「★」の数で表記され、市場への影響の程度を示しています。「★」が5つの指標は為替レートが大きく動く可能性のある最重要指標として抑えてください。
ただし、設定される指標の重要度はサイトによって異なる恐れがあり、より包括的な情報収集のために複数のFX会社や経済ニュースのサイトの参照が求められます。
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たとえば、GDPが市場予想値を上回った場合、その国の通貨は強く評価される傾向があります。逆に、失業率の上昇のような悪い経済データが出れば、通貨の価値が弱まる可能性があります。このように経済状況や政策の変化は、通貨の価値に直接影響を与えるため、経済指標の確認と分析は、FX取引を行う上で非常に重要となっています。
LIGHT FXでは、金融情報ベンダー「FXi24」と「DowJones」が提供する為替ニュースをお取引画面にて24時間リアルタイムで配信しています。メジャー通貨だけでなく、高金利通貨に特化した為替ニュースも配信中です。お取引画面にログインしてご覧ください。
経済指標の情報の入手はFX会社や証券会社のウェブサイト、経済ニュースから取得可能です。サイトには経済指標のスケジュールや結果が掲載されているので、市場予測に活用できます。サイトごとに情報の記載方法は異なりますが、一般的には月間、週間、日別に経済指標のスケジュールや前回値、予想値、結果の確認が可能です。そのため、注目すべき指標を瞬時に把握し、トレードの戦略に役立てることができます。




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