動画配信期間：公開日から3カ月間
収録日：2025年9月7日
動画で解説
金の強力な上値追い継続
先週取り上げた金は上値追いの動きを見せ、終値ベースで過去の高値を上抜けしてきた。木曜日に若干下押ししたが、売り方の買い戻しがすかさず入り、金曜日に大きく上昇した。1週間で相当買われた状況だ。
チャートから判断すると買い継続が妥当だ。3本の移動平均線が上昇傾向を保ち、扇形に開いて実体線が短期移動平均線の上側にある。週足チャートでも同様の強いトレンドを確認できる。
ポジション分析と市場心理
金スポットについて、売り持ちポジションで評価益を抱えているのは先週金曜日のヒゲ部分で売った投資家だけで、その他はすべて評価損を抱えている状況だ。下がっても上がっても売り方が先にアクションを起こす必要があり、精神的には厳しい状況となっている。
高値圏での投資判断
現在は高値圏にあり長期移動平均線からの乖離も気になるところだが、相場はまだ若い可能性がある。過去の乖離と比較するとまだ拡大余地があり、買い継続が適切と判断される。実体線が高値更新時にMACDでダイバージェンスが形成されるのは自然な現象であり、素直に買いで対応するのが良い。
銀と原油の状況
銀も比較的強いチャートを形成している。一方で原油はサポートラインを割り込んできており、チャート的には売り傾向だ。実体線が下押しする中で長期移動平均線が上昇するというアンバランスな動きを見せており、このような場合は実体線の動きを重視するのが適切だ。
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井上義教 氏
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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Investing.com- 金価格は月曜日のアジア取引で4カ月以上ぶりの高値に上昇した。連邦準備制度理事会（FRB）の今月の利下...
5月15日の米4月CPI発表は重要。前回よりも鈍化すれば、利下げ開始時期が早まる可能性がある。その場合、金価格の2,400ドル突破や、さらなる高値更新につながる。
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過去の例では、2008年のリーマンショック時やロシア・ウクライナ戦争の影響を受けて、金の価格が急騰したことがありました。
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