前日欧州時間から本日アジア時間のマーケット動向と個人資家動向をまとめました。市場参加者の動向を確認し、FX取引をする上での情報としてお役立てください。
FX投資家フローと市況
前日オープンから本日15時までのUSDJPYの値動き（ローソク足）と個人投資家動向です。（画面下のグラフは各時間帯の個人投資家の売買を表しており、青いバーが売数量、赤いバーが買数量です。）
5日、注目された8月米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比2.2万人増と、市場予想の7.5万人増を大きく下回ったほか、失業率は4.3％と2021年10月以来の高水準となった。さらに、6月分の非農業部門雇用者数が下方修正された。結果を受けて9月FOMCでの大幅利下げ観測が高まり、米長期金利の低下とともに、ドル売りが進行、ドル円は146.819円まで下落した。
本日アジア時間は、週末に石破首相が辞任を表明し、次期総裁選には出馬しない意向を明らかにしたことで、オープンから円売りが進行、日経平均も堅調に推移し、ドル円は148.576円まで上昇した。
取引金額
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」の取引を円換算した取引金額です。
市場シェア上位
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。
ポジション金額
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」ポジションの円換算金額です。（青いバーが売建玉、赤いバーが買建玉です。）
ポジション増減
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減（前日比）です。
外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」での取引データを元に作成しています。
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FX個人投資家動向 8月雇用統計悪化で米大幅利下げ観測のドル売りも石破首相辞任で円売りにx203cドル円一極集中x203c 2025年9月8日
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8日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場（気配値）は、米雇用統計悪化の売りと石破茂首相の退陣による買いにより、1ドル＝148円台前半でいってこいだった。午前9時現在は、148円31～31銭と前週末（午後5時、148円21～21銭）比10銭の小幅ドル高・円安。 5日の欧州時間は米雇用統計の発表を控えて148円05～20銭台で小動き。米国時間は雇用統計の悪化を受けて急落し、中盤に146円80銭前後へ水準を切り下げた。終盤は買い戻しで147円50銭付近に浮上した。 8日の東京早朝は、石破茂首相の辞任表明を受けて買いが先行し、148円30銭台に上昇した。 8月の米雇用統計は非農業部門就業者数が前月比2万2000人増と市場予想を大きく下回ったほか、6月分は1万3000人減に下方修正された。失業率は4．3％と前月から0．1ポイント悪化し、労働市場の減速が鮮明となった。 石破首相は7日、日米の関税協議が合意したことを挙げ、「自民党総裁を辞する」と表明した。首相は総裁選には立候補しないと明言。次期首相や政権の新たな枠組み次第では財政拡大が進み、「悪い金利上昇、円安が強まる可能性が高い」（資産運用会社）との観測で、ドル円は米雇用統計の下落分を帳消しにした。 政局の先行き不確実性が強まる中、当面は自民党総裁選に関するヘッドラインなど政治情勢を見極めることになりそうだ。 ユーロは対円で上昇し、1カ月ぶり高値。対ドルも上昇。午前9時現在は、1ユーロ＝173円70～73銭（前週末午後5時、173円06～07銭）、対ドルでは1．1712～1713ドル（同1．1676～1677ドル）。
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