
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年9月10日 19時00分
【9/11(木)】:米CPI、トルコ政策金利ほか
・20:00 トルコ トルコ中銀、政策金利
【前回】43.0% 【市場予想】41.0%
ポイント:
7月にトルコ中銀は市場予想(2.5%)を上回る3.0%の利下げを決定。4月にトルコの政治的混乱から42.50%→46.0%へ引き上げていた政策金利を43.0%へ引き下げ、緩和路線へ回帰しています。7月の消費者物価指数が前年比で33.52%まで低下しており、7月に続き連続で利下げに踏み切るとみられています。市場予想は41.0%と2.0%の利下げが見込まれています。
足もと食料品・住宅価格上昇に加え、たばこ税と燃料税の更新が影響し、インフレは前月比で市場予想を上回る伸びを見せており、中銀も利下げ幅に対して慎重になるのではとの見方が優勢です。
ただ、市場の一部には、40.50%までの低下を見るエコノミストもいるため、結果を受けてトルコリラの値動きが大きくなることも考えられます。7月に中銀は「物価の見通しを踏まえ、変更する幅は会合ごとに慎重に見直していく」としています。
FX視点:
・利下げ幅がコンセンサス通りなら、トルコリラ買い戻しも考えられますが、経済成長が緩やかであり、引き続き利下げが予想されることからトルコリラは上値の重い推移が続きそう。
・利下げ幅が広がれば、トルコリラ売りが強まりそうです。
・21:30 アメリカ 8月CPI除食品・エネルギー(前月比)
【前回】0.3% 【市場予想】0.3%
ポイント:
7月は、財の価格の上昇が限定されたことで、市場にはインフレ懸念がやや後退したものの、サービス価格の上昇を受けてインフレ加速への警戒感が根強く残りました。
財の価格上昇ペースが限定される中で、引き続きサービス分野の価格上昇が警戒されそうです。輸入額の増加に伴い企業の在庫が積み上がっているほか、消費者信頼感指数の持ち直しや自動車販売の回復傾向などから、外出需要が高まれば航空運賃や宿泊費などの価格上昇がインフレを押し上げる可能性があります。
FX視点:
・予想を上回る結果となれば、FRBの利下げペースが緩やかとの見方から、米ドルの買い戻しが進む可能性があります。
・予想に届かない場合は、FRBの年内毎会合利下げを織り込む形で、米ドルは軟調な展開が見込まれます。

※Bloombergのデータを基に作成
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。


コメント