トルコリラの焦点「利下げ幅は予想を上回る2.5%に!…リラの反応は限定的」FX予想 2025/9/12 #外為ドキッ

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トルコリラの焦点「利下げ幅は予想を上回る2.5%に!…リラの反応は限定的」FX予想 2025/9/12 #外為ドキッ

トルコリラの焦点

中東に位置するトルコの通貨リラを取り巻く環境を分析し、トルコリラの今後の値動きを予想した。

執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也 X(Twitter)

中銀は利下げを継続 政治リスクには為替介入で対応か

 トルコ中銀は11日、政策金利を250bp(2.50%ポイント)引き下げて40.50%とすることを決定した。利下げ幅は前回の300bpから縮小したものの、市場予想の200bpを上回った。中銀は声明で「インフレ期待や値上げの動き、世界情勢は依然としてインフレ沈静化へのリスクとなっている」と指摘。「金利の調整幅(利下げ幅)については会合ごとに検討する」としたが、「物価見通しから大きく乖離する場合、引き締め姿勢を強める」とのスタンスは維持した。

 なお、中銀の決定に対するトルコリラの反応は限定的だった。今月初めに同国の裁判所が、最大野党・共和人民党(CHP)のイスタンブール県委員長の辞任を命じた際も、同国の株や債券が下落したにもかかわらずリラは底堅く推移した。昨日発表された同国の外貨準備は9月5日時点で前週から減少しており、当局が政治リスクによるリラ売りを抑えるために通貨買い介入を実施した可能性がある。

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株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

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トルコリラの焦点 利下げ幅は予想を上回る25にリラの反応は限定的 FX予想

対米ドルでトルコリラの下落圧力が後退する状況で、今日の米経済指標が総じて強い内容となれば、トルコリラ円はさらに上値を目指す展開が予想される。このケースでは、昨日の高値4.356の突破と、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準4.360のトライを想定しておきたい。

トルコリラは高金利通貨として人気を集めていますが、金利が高いということはそれだけリスクの高い通貨であるという意味です。

トルコリラ/円を取引するメリット・デメリットをまとめます。

しかし、4月には再び引き上げており、トルコ中央銀行の見通し通りにインフレ率が抑制されていない可能性があります。

この期間でトルコリラの通貨価値は96%が失われ、円高トレンドが継続中です。

なお、中銀の決定に対するトルコリラの反応は限定的だった。今月初めに同国の裁判所が、最大野党・共和人民党(CHP)のイスタンブール県委員長の辞任を命じた際も、同国の株や債券が下落したにもかかわらずリラは底堅く推移した。昨日発表された同国の外貨準備は9月5日時点で前週から減少しており、当局が政治リスクによるリラ売りを抑えるために通貨買い介入を実施した可能性がある。

7月6日、トルコのエルドアン大統領は、かねてより政策金利に関して見解の相違が話題に上っていた、トルコ中央銀行のチェティンカヤ総裁を更迭。後任はウイサル副総裁が就任し、その後の副総裁の会見では利下げを示唆する発言も見られました。25日のトルコ中央銀行の金融政策決定会合で、利下げを発表する可能性が高まったといえます。

2024年12月、トルコ中央銀行はインフレ率の低下見通しを根拠に政策金利を引き下げ、2025年1月と3月にも引き下げました。

トルコリラ円の今後の見通しで重要なポイントは、主に以下の3点です。

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トルコリラ円が76.4%戻しの水準をも突破する場合は8月19日の高値4.390、または8月16日の高値4.428のトライが焦点に浮上しよう。

その金利の高さからFX(外国為替証拠金取引)トレーダーに人気のトルコリラだが、トルコで中央銀行総裁が更迭されるなど金融政策面で不透明な状況が続いており、今後の相場展開は予断を許さない状況だ。はたして今後のトルコリラ円はどう推移するのか。FXなどのカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが解説する。

以上のことから、「エルドアン大統領の動向」「地政学リスク」「インフレ」の3点に大きな変化がない場合、2025年のトルコリラ円は安値を更新する可能性があります。

米ドル/トルコリラ(USD/TRY)は、最高値圏での攻防を維持している(トルコリラは対米ドルで最安値圏にある)。21日線がサポートラインとして意識されている点も地合いの強さ(トルコリラの地合いの弱さ)を示唆している。

これら3点に何らかの改善がみられる場合、トルコリラの下落は止まる可能性があります。

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