【S&P500】上値トライの動き。
直近の日足は、前日足から上寄りのスタートとなり、高値引けの陽線で終えています。この陽線が6,550超えに実体を乗せており、一段の上昇の可能性に繋げています。落ち着きを示す米CPIの結果に利下げ幅拡大の可能性への期待が高まったものですが、過熱感はあるものの、トレンドが非常に強い状態を維持しており、一気に目先天井を確認する動きが強まる可能性も高く、値ごろ感からの売りは控えた方がいいでしょう。日足、週足ともに強い状態を維持していますが、6,370-80の抵抗を下抜けて越週した場合は、下値リスクがやや高くなります。上値抵抗は6,580-90，6,610-20，6,660-70，6,700-10に、下値抵抗は6,550-60，6,510-20，6,470-80，6,450-60にあります。日足が6,400台を割り込んで終えるか、週足が6,370-80の抵抗を下抜けて越週した場合は、下値リスクが点灯して、6,350-60，6,320-30，6,290-00の抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。全て下抜けて終えた場合は短期トレンドが変化します。
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SP500 プロの予想 強気
決算シーズンは関税ほど注目されませんでしたが、それでも取引に影響を及ぼし、ガイダンスがネガティブと判断されれば市場はすぐに反応し、株価は下落しました。ほとんどの企業はあいまいなガイダンスにとどめ、事業や利益に対する影響については一般論に終始し、具体的なコメントを避けました。これまでに282銘柄（時価総額ベースで55.1％）が第1四半期決算の発表を終え、210銘柄で利益が予想を上回り、168銘柄で売上高が予想を上回りました。2025年第1四半期の利益は過去最高となった2024年第4四半期から2.7％減、前年同期比では9.0％増となる見通しです。ガイダンスは低下傾向にありますが、それでも2025年および2026年に2桁台の成長を見込んでおり、現時点ではなお非現実的に見えます。企業が強気のガイダンスを示せば、そこからアナリストは予想の下方修正を始め、市場予想は低下すると思われます。あるいは、予想の修正が遅れた場合、第2四半期が終わった時点で、何らかの「ダメージ」が表面化するとみられます。
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