【テクニカル】日足テクニカル・ユーロドル=4年ぶりの高値更新、レンジを上方向にシフト

大陽線引け。1.17ドル半ばで下値を固め、上値を試す展開に。1.18ドル前半の7月1日高値を超えると買いに勢いがつき、1.1878ドルと約4年ぶりの高値を更新した。
年初来高値を更新し、レンジを上方向にシフト。7月に頭を押さえられた1.18ドル前半を目先の下押し水準と見込み、買いスタンスで臨みたい。1.18ドルを割れても、1.1760ドル台まで上昇してきた日足一目・転換線が支えとなるか。
レジスタンス1 1.1975(2021/6/25高値)
前日終値 1.1867
サポート1 1.1810(7/2・3高値)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日足テクニカル・ユーロドル=4年ぶりの高値更新、レンジを上方向にシフト
テクニカル面から長期の月足をチェックしてみましょう
それでは、ユーロ圏を代表するドイツの10年物国債のテクニカルもチェックしておきましょう。最低金利となる-0.660%からは上昇が2,2528%まで拡大しましたが、現状はトピッシュとなり調整気味です。また下段のスロー・ストキャスティクスも金利面では上昇し過ぎから、デッド・クロス気味です。テクニカル面からは、ECBの正常化の動きから大幅低下はないとしても、更なる上昇は当面難しそうです。
現在は大分離れていますが、総じて連動性が高い形が見えると思います。そうなると現在の乖離もいずれ修正される可能性が高いと考えられます。前述の米独10年物国債利回りのテクニカルからは、両方とも低下する可能性が高いですが、問題は米長期国債が低下を更に強めるのか、それとドイツ国債の方が低下幅を拡大するのかが不透明となりそうです。この点はウクライナ情勢や米欧の消費者物価指数の推移次第ですが、先に上昇を強めた米国の国債利回りの方が修正の可能性が高いのかもしれません。そうなると2023年は、ドルユーロ相場の低下(ユーロ高)の可能性が高いと見ておきたいと思います。
テクニカル面から長期の月足をチェックしてみましょう。まず、ユーロドルと連動性の高いドル・インデックスの月足から見てみましょう。


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