東海道新幹線が運転再開

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東海道新幹線が運転再開
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東海道新幹線が運転再開

バラスト軌道は、騒音や振動が小さくて乗り心地がいい反面、自然災害によって壊れやすい。そこで東海道新幹線では、開通直後の1964年から1974年まで、盛り土の強化に着手。まず約10年間を費やして300キロメートルにわたり、盛り土をコンクリート格子で覆う「プレキャスト格子枠工」を施した。

JR東海によると、線路に人が立ち入った影響で運転を見合わせていた東海道新幹線は、17日午後8時55分ごろ、運転を再開した。

JR東海によると、東海道新幹線は大雨の影響で、11日午後2時52分頃から東京―三島駅間の上下線で運転を見合わせていたが、午後4時頃に運転を再開した。

ただ東海道新幹線は、極端に雨に弱いというわけではない。1990年以降、自然災害に伴う構造物の損壊による運休は、実は一度も起きていないのだ。

1964年開業の際には当時主流だった、路盤にバラスト(砕石)を敷き詰めて枕木でレールを支える、「バラスト軌道」が採用された。以後に建設されたほかの新幹線はコンクリート板を設置する「スラブ軌道」である。東海道新幹線の場合、全線515キロメートルの土木構造物のうち、高架橋などを除く50%超を、土を盛った「盛り土」と山の斜面を切り取った「切り取り」が占める。残りは高架橋・橋梁やトンネルなどだ。

JR東海道新幹線は17日午後8時ごろに、米原・岐阜羽島間の線路内に人が立ち入ったことが確認された影響で、一時東京~新大阪の全線で運転を見合わせていましたが、午後8時55分から順次運転を再開しています。

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