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外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
野村雅道 氏
FX湘南投資グループ代表 1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。 87年米系銀行へ転出。外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍。 財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ・ラジオ・新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表。
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ドル円 不透明感増す展開 FOMC
ドル円が149円台を目指すサインとして、1時間足チャートのフィボナッチ・エクステンション100%の水準148.44レベルの攻防に注目したい。このテクニカルラインを突破すれば、7月第3週にレジスタンスラインとして意識された149.00を目指す展開を想定したい。ドル円が149円台へ上昇すれば、149.38のトライが視野に入ろう。
筆者の想定を超える下落でドル円が146円を下方ブレイクする場合は、50日線を視野に下落幅の拡大を警戒したい。この移動平均線は現在、145.25レベルで推移している。
ドル円が後者の146.80レベルを下方ブレイクする場合は、先週23日と24日に相場をサポートした21日線のトライを想定したい。この移動平均線の下方ブレイクは、予想レンジ下限146.00をトライするサインと捉えたい。
決定会合の結果を受け、直後の日本市場ではドル円相場が155円台前半まで円安・ドル高が進行しました。一方、日経平均先物は若干下げ幅を縮小する展開となりました。
週間予想レンジの上限:150.00 今週のドル円(USD/JPY)は、日米中銀イベントで大きく動くだろう。米ドル高と円安が重なる場合は、節目の150.00を視野に上昇幅の拡大を想定したい。このラインを今週の上限と想定したい。



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