ポンド/円 今日の見通し 「BOEは据え置き予想 注目は?」FXトレード戦略 2025/9/18

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ポンド/円 今日の見通し 「BOEは据え置き予想 注目は?」FXトレード戦略 2025/9/18
 

短期トレード即効チャージ ポンド円

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日20:00 BOE政策金利発表!
・8月7日の会合でイングランド中銀(BOE)は政策金利を4.00%に25bp(0.25%ポイント)の利下げを実施した。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中4人が据え置きを支持、4名は25bp利下げを、1名が50bp利下げ支持し、2回目の投票で5名が25bp利下げを支持した。

・9月17日に発表された、英8月消費者物価指数(CPI)は市場予想通りに前年比+3.8%となり前月と同じ伸び率となった。CPIコアは予想通り+3.6%で前月(+3.8%)から伸び率は鈍化、サービスCPIは予想(+4.8%)や前月(+5.0%)を下回る+4.7%だった。

・9月16日に発表された英8月失業率は4.4%で前月(4.4%→4.3%)から上昇。5-7月週平均賃金(除賞与)は前年比+4.8%と市場予想通り、前月(+5.0%)から伸びが鈍化した。

・9月12日に発表された英7月月次GDPは市場予想通り前月比±0.0%だった。8月14日に発表された英4-6月期国内総生産(GDP)は前期比+0.3%で市場予想(+0.1%)を上回った。

・英8月製造業購買担当者景気指数(PMI)・改定値と8月サービス業PMI・改定値はそれぞれ47.0、54.2となった。製造業は速報値(47.3)から下方修正、サービス業は速報値(53.6)から上方修正された(9月1日、3日)。

今日のポンド(GBP)トレード メインシナリオ

BOEは据え置き予想 注目は?

前回(8月7日)の金融政策会合(MPC)で英中銀(BOE)は25bp(0.25%ポイント)の利下げを実施したが、その投票内訳は5対4で僅差の利下げだった。声明では、金融政策の先行きについては「段階的かつ慎重なアプローチが引き続き適切」との見解を示していた。昨日発表された英8月消費者物価指数は、価格変動の大きいエネルギーや食品を除いたコアCPIとBOEが注視するサービスCPIが前月から伸び率が鈍化する結果となった。もっとも、英中銀のインフレ目標は2%であり、CPIの前年比+3.8%は中銀目標を大きく上回っている。これらの材料を勘案すると本日のMPCでは政策金利が4.00%に据え置かれるという市場予想は妥当だろう。
その他、BOEは今回のMPCで10月からの1年間の量的引き締め(QT)の削減ペースを決める。BOEは過去2年間、国債の保有額を年間1000億ポンドずつ削減してきた。今回は年間700億ポンドへペースを減速させると市場は予想している。減額ペースが市場予想を上回れば、想定以上の英国債が市場に売りに出てくるため、国債価格は低下し金利は上昇することになる。通常であれば、金利の上昇は当該通貨にとってポジティブ材料となるが、財政不安がある英国では金利の上昇が政府の債務拡大懸念へとつながり、ポンドは売られる可能性もありそうだ。

ポンド/円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

20:00 BOE政策金利
20:30 ベイリーBOE総裁会見

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は曇り空に太陽が覗き、ポンド/米ドルは曇り。14時にポンド/米ドルのRSIでシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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2028年6月のポンド円予想

2028年3月のポンド円見通し。当月始値 233.94、最低 233.94、当月最高 244.57。平均 238.35。月末 240.96。変更 3.0%。

2027年2月のポンド円予想。当月始値 204.75、最低 204.75、当月最高 211.38。平均 207.29。月末 208.26。変更 1.7%。

2027年10月のポンド円予想。当月始値 225.71、最低 219.68、当月最高 226.38。平均 223.70。月末 223.03。変更 -1.2%。

2029年3月のポンド円見通し。当月始値 240.30、最低 240.30、当月最高 248.81。平均 243.64。月末 245.13。変更 2.0%。

2028年9月のポンド円見通し。当月始値 235.61、最低 235.61、当月最高 246.32。平均 240.06。月末 242.68。変更 3.0%。

2028年10月のポンド円予想。当月始値 242.68、最低 239.14、当月最高 246.42。平均 242.76。月末 242.78。変更 0.0%。

イギリスとEU(欧州連合)との通商交渉が難航するとの懸念は強く、ポンドの上値は重い。13時時点のポンド・ドルは1.3を割り込み、ポンド円も142円前後での推移となっている。

ポンド・ドルのチャートは、以下の通り。

2028年6月のポンド円予想。当月始値 246.27、最低 245.06、当月最高 252.52。平均 248.16。月末 248.79。変更 1.0%。

米ドル指数が強いことも懸念材料だ。昨日の米ドル指数先物は98.450まで上昇し、年初来高値を更新している。昨年11月29日の高値98.495を上回ると、高値追いの展開になるだろう。ドル指数の上昇は、ポンド・ドルの売り材料になる。今後もドル指数の動きに警戒が必要だ。

2028年7月のポンド円見通し。当月始値 248.79、最低 237.71、当月最高 248.79。平均 244.16。月末 241.33。変更 -3.0%。

2029年9月のポンド円見通し。当月始値 250.05、最低 250.05、当月最高 261.41。平均 254.77。月末 257.55。変更 3.0%。

2029年10月のポンド円予想。当月始値 257.55、最低 251.39、当月最高 259.05。平均 255.80。月末 255.22。変更 -0.9%。

2026年11月のポンド円見通し。当月始値 208.99、最低 204.91、当月最高 211.15。平均 208.27。月末 208.03。変更 -0.5%。

日足のRSIは50を上回る水準にある。MACDもゼロラインを上回りポンド円が弱気地合いへ転換するサインは見られない。上述の日米英の政策見通しも考えるならば、ポンド円の反落局面では押し目買いを考えたい。

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