「北の国」に異変 富良野で地価↑

「2015年頃には8〜10万円だったのが、2018年には約2倍の15〜20万円、2019年には30万円ほどまで上昇しました。現在、北の峰のメイン通り沿いのスキー場近くなど人気の場所では、販売価格が坪50万円以上に上るところもあります」

富良野市の土地は、徒歩10分程度の物件で価格が10%以上、20%以内(-16.79%)程度安くなるエリアです。

富良野市には、このエリアの土地価格相場と近い次のようなエリア、沿線・駅があります。

商業地の公示地価（2025年［令和7年］）における富良野市の平均は3万2500円/m2、坪単価では平均 10万7438円/坪で、前年からの変動率は+0.00％の横這いです。

富良野市の公示地価は1983年［昭和58年］から43年分のデータがあり、公示地価の富良野市の平均の過去最高値は6万0000円/m2（1992年）、過去最低値は2万3225円/m2（2020年）で、この両者の落差は2.58倍です。

富良野市の過去の土地について、用途地域等の詳細情報を含む取引データを提供します。

住宅地の公示地価（2025年［令和7年］）における富良野市の平均は3万1425円/m2、坪単価では平均 10万3884円/坪で、前年からの変動率は+8.14％の上昇です。

「2007〜8年頃から、観光で訪れて富良野を気にいったアジアやオーストラリアの個人投資家の方が土地を買うようになりました。以降、2008年後半からの金融危機や2011年の東日本大震災で低迷と回復を繰り返しながらも、2015年頃にはそこにアジアの大手デベロッパーも乗り出し、個人・法人ともに外資による投資が本格化していきました」

「北の峰地区はもともとが住宅地で、生活者の多い場所です。富良野のスキー場は、民間活力により開発されており、まちづくりについても、民間と地域住民、そして行政がうまく連携して街並みやコミュニティを形成してきました。現在、市では乱開発に繋がらないようなルールを検討しており、今後も行政主導ではなく民間に協力を求める形で、二人三脚で街をより良くしていきたいとの思いです」

スキー場のふもとにある富良野市北の峰町の一角が、2024年に引き続き住宅地の上昇率全国一となりました。

外国人投資家にとっては、まだまだ“買い時”な富良野。今後、市場拡大が予想されるなか、外資側への規制という一方通行の対策だけではなく、地域側との相互理解を深めることがますます必要になりそうだ。

北海道富良野市（ふらのし）の2025年［令和7年］の公示地価の平均は3万1640円/m2、坪単価では平均 10万4595円/坪です。公示地価の全国順位は719位です。公示地価の前年からの変動率は+6.51％の上昇です。公示地価の変動率の全国順位は70位です。

住宅地の基準地価（2025年［令和7年］）の富良野市の平均は2万8500円/m2、坪単価では平均 9万4214円/坪で、前年からの変動率は+9.71％の上昇です。

北の峰の街並みは、山麓からスキー場に向かって伸びる斜面に、メイン通りを中心に広がっている。住宅地という土地柄、近年同地区ではこんな現象が起きていると池野氏は言う。

富良野市の基準地価は1983年［昭和58年］から43年分のデータがあり、基準地価の富良野市の平均の過去最高値は3万4900円/m2（2025年）、過去最低値は2万2850円/m2（2013年）で、この両者の落差は1.53倍です。