ドル円見通し|ドル安でも円高進まず、クロス円強含み 9月24日(水)野村雅道【FX/為替】#外為ドキッ

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ドル円見通し|ドル安でも円高進まず、クロス円強含み 9月24日(水)野村雅道【FX/為替】#外為ドキッ
 

動画配信期間:公開日から2週間

動画の内容をギュッと要約

市場の基調
– 世界分散投資の流れでドル安傾向
– アメリカ株は最高値更新もダウは8%高にとどまる
– 海外株が軒並み20%以上上昇
– ドル安でも円独歩高にならず、中盤程度の位置

日本経済・金融政策
– 基調的インフレ率は1%台で推移
– 日銀の利上げ圧力があるが、物価状況から必要性に疑問
– 貿易赤字は縮小傾向だが、黒字転換には原油50ドル以下が必要

米国情勢
– FOMC:0.5%利下げ実施、10月も0.5%利下げが80%の確率
– 植田議長は慎重姿勢、雇用悪化は認めるがインフレ高で簡単な利下げは困難
– AI普及による雇用への影響を示唆
– 財政の崖問題で民主党との話し合いをキャンセル

欧州・その他通貨
– ユーロ:最強通貨の2位、成長なきユーロ高状況
– イタリア格上げ、フランス格下げで南欧が相対的に改善
– ポンド:インフレ高で4位、債務増加懸念あり
– 豪ドル・NZドル:中国経済減速で最下位レベル

結論

不確実性によるドル安は継続するが、ドル安が必ずしも円独歩高にはつながらない状況が続く見通し。日本は貿易赤字体質により20世紀の円高パターンから脱却し、ドル安局面でも円は中位に位置する新しい構造となっている。原油価格50ドル以下への下落が円高転換の鍵となる。

 

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野村雅道 氏
FX湘南投資グループ代表 1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。 87年米系銀行へ転出。外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍。 財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ・ラジオ・新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表。

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ドル円見通しドル安でも円高進まず クロス円強含み 9月24日

そもそも米ドル/円における米ドルの反発が、ドルインデックスをリードしている、またはドルインデックスと連動しているように見えても、そのまま円売りとは解釈されにくいかもしれない。あくまでも米ドルの切り返しであって、積極的な円売りではないので、このあたりもしっかり認識しておきたい。

さて、足元の状況から考えて、米ドル全体(ドルインデックス)はなお弱含みであるものの、安値からの切り返しはまだ終わっていないと思う。

なにしろ、今年(2025年)上半期における米ドル安の進行がかなり激しかったので、それに対する修正はまだ始まったばかりで、この程度に留まらないはずである。

米ドル/円の頭がいったん重たくなっているのは、ドルインデックスとの連動があった上で、日銀早期利上げ観測の再燃があったことが主な原因だと思う。日銀が早ければ来週(7月28日~)にでも利上げするのでは、と一部の市場関係者が言っているが、可能性は低いと思う。

米ドル/円も同じだ。149円の節目の上に定着できず、いったん146円の節目割れまで反落してきたが、このことから円高傾向に復帰したとは言えない。

ところで、主要クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)における外貨高・円安のトレンドは、円売りの性格が強いのでは、とも思う。金利差からみれば、ユーロ/円や英ポンド/円など主要クロス円の買われすぎ(要するに円の売られすぎ)があったようにみえるが、トレンド自体はしばらく維持できるとみる。

大きなレンジとして、142円台前半~148円台後半の範囲を再度確認した上で、146円前後のサポートを再度確認したように見えるが、これはレンジの上方修正につながるはずだ。換言すれば、前回(7月18日)のコラムで話したように、米ドル/円は早晩150円を再打診する、ということになる。

ドルインデックスは、元レジスタンスラインをいったんブレイクしたが、目先まで反落してきて同ラインを試しているようにみえる。しかし、目先は一転サポートラインとして意識されそうであり、米ドルの切り返しが続くと考えるわけだ。

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