翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時：2025年9月25日 19時00分
【9/26(金)】：東京都区部CPI、米個人消費支出PCEほか
・8:30 日本 9月東京CPI（除く生鮮食品・エネルギー／前年比）
【前回】3.0% 【市場予想】2.9%
ポイント：
8月の生鮮食品・エネルギーを除く東京コアコアCPIは前年比で3.0％と、7月の3.1％からは伸びが鈍化したものの、4月以降は3.0％を上回る水準で推移しています。コメの平均価格が再び上昇しているほか、労働コストの上昇が飲食や宿泊などの労働集約型サービスの価格に波及しており、インフレ率は高水準が続きそうです。
FX視点：
・市場予想は2.9％と、8月からの伸び鈍化が見込まれていますが、3.0％以上となれば、インフレ加速を背景に日銀の追加利上げへの思惑が強まり、円が強含む可能性があります。
・市場予想並みにとどまれば、本邦金融政策を巡る取引は控えられ、円相場は落ち着いた値動きになるとみられます。
・21:30 アメリカ 8月コア個人消費支出価格指数（前月比）
【前回】0.3% 【市場予想】0.2%
ポイント：
政策担当者が注視するインフレ指標です。関税の影響が懸念されているものの、賃金の伸びが抑制される中で、インフレの上昇は緩やかにとどまり、FRBの急速な利下げを後押しする材料にはなりにくいとの見方が優勢です。
FX視点：
・予想以上にインフレが強まれば、FRBに対するハト派的な見方が修正され、米ドルの上値トライの流れが強まる可能性があります。
・予想よりもインフレが落ち着いている様子が示されれば、FRBの利下げ期待から米ドルの上値は重くなるとみられます。ただし、すでに年内利下げを相当織り込んでいるため、ここから利下げペースのさらなる加速を織り込むには、極端に弱い結果が必要になると考えられます。そのため、米ドルの下値も限られると見込まれます。
※Bloombergのデータを基に作成
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