
【豪ドル/円】上値余地を探る動き。上値抵抗にも注意。
豪ドル/円は陽線引けとなり上値余地を探る動きに繋げています。97.20-30の抵抗を守って反発に転じており、下値余地が限られる展開が予想されますが、98円台に強い上値抵抗が控えており、これにぶつかる可能性にも注意が必要でしょう。高値圏にあるので買いは1日様子見か97.40-50の押し目待ちとします。損切りは96.90で撤退です。売りは98.30-40まで引きつけて。損切りは98.70で撤退です。上値抵抗は98.00-10,98.30-40にありますが、全て上抜けて終えれば上値余地がもう一段拡がり易くなります。下値抵抗は97.60-70に軽い抵抗が、97.40-50,97.20-30,96.90-00に強い抵抗があります。全て下抜けて終えた場合は下値リスクがやや高くなります。

無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
川合美智子氏コンテンツ一覧
最新の豪ドル円チャート
豪ドル/円(AUD/JPY) 為替チャート・FXチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
豪ドル円予想 上値余地を探る動き FXチャート分析
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨はポンドです。 円はゼロを挟んで上下動し、日付が変わる頃からマイナス圏で安定的に推移しました。 豪ドルはゼロ付近で推移し、夜以降はマイナス圏で取引されました。
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。
豪州は中国と経済的な結びつきが強いとされており、中国の動向が豪ドル/円に影響する例があります。
2025年の豪州は政策金利を引き下げつつあり、豪ドル円は円高に転じつつあります(5)。
また併せて、毎月公表される豪雇用統計も押さえておきたいです。直近は雇用環境も大都市のみならず幅広い地域で改善していることが確認されており、正規雇用を中心に底堅さが伺えるなど賃金上昇に繋がりやすい状況が続いています。対して、コロナショックで一時悪化した失業率は改善を続け、およそ50 年ぶりの低水準で推移しています。雇用者数や失業率のデータはRBAが非常に重視しているデータで、これらの変化に着目することで、今後のRBAの金融政策や豪ドル/円相場を見通すヒントが見えてくるかもしれません。
豪ドル/円は実体も値幅も小さい陽線で続落を食い止めています。下値抵抗を守って上値余地を探る動きに繋げていますが、直近の陽線が上昇余力に欠けるものであることや、98円台の上値抵抗に阻まれており、上値余地が拡がり難い状態です。98.30-40の抵抗を上抜けて終えるか、対ドルで0.67台に乗せて終えるまでは上値余地も限られる展開が予想されます。トレンド自体は強気の流れを維持しており、押し目買い方針継続とします。買いは97.50-60で押し目買い。損切りは97.30で浅めに一旦撤退です。売りは様子見か98.60に損切りを置くなら98.20-30で軽く戻り売り。上値抵抗は、98.00-10,98.30-40,98.60-70に、下値抵抗は、97.50-60,97.20-30,97.00-10にあります。97円を割り込んで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。
2024年前半の豪ドル/円は円安の展開で、日本と豪州の金利格差が理由として指摘されています。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。掲載しているFX会社の評価やランキングは、各FX会社の公式サイトの掲載情報や、実際の取引画面の調査、個人投資家へのアンケートに基づいています。ただし、必ずしもサービスの内容、正確性、信頼性等を保証するものではございません。また、ランキングの評価項目は各カテゴリの比較ページに掲載しています。 総合ランキングについてはスプレッド比較、スワップ比較、PCツール比較、スマホアプリ比較、取引ルール比較、ニュース・コラム比較の評価をもとにランキングを作成しています。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。
なお、豪ドル/円の為替レートは豪州の政策金利だけでは決まらず、日本の政策金利も影響します。
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と相関関係だったのはポンド円です。 弱い相関関係だったのはユーロ円と豪ドル米ドルです。 その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
豪ドル/円の長期推移を見通すにあたって、豪州の政策金利は今後も重要な要素となる可能性があります。
豪ドル相場を見通す上で最も注目したい指標が、RBA金融政策発表です。RBAは現在の金利据え置きによって、インフレ抑制に向けた行動を続けていますが、現時点でインフレ率はRBAが物価目標としている年2%~3%のレンジを依然上回っています。上述したようにRBAは足元のインフレ動向を背景に引き締めスタンスをとっているため、当面は現行の金利水準の維持が想定されます。とはいえ、経済指標(データ)次第であることに変わりないため、今後も声明等の内容に注目しつつ、指摘されるインフレリスクや経済の不確実性などの要素を見定めていく必要があるでしょう。



コメント