中国人の日本旅行 顕著な二極化
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中国人の日本旅行 顕著な二極化
しかしいま、「たとえ中国人旅行者が日本に戻ってきたとしても、おそらく爆買いは2度と起こらないだろう」と孫琳氏はいう。中国人の日本旅行に対する意識に変化が生じており、旅行の形は小グループ、ディープな旅へとシフトし、中国人の消費習慣も「金を使って買いあさる」から「質の向上」に変わってきたという実感だ。孫氏の印象では、中国人の「爆買い」熱は2019年にはすでに冷め始めていた。コロナの直前、日本が受け入れていた中国人観光客は1日延べ2万人を超えていた。しかし、そのなかでもいわゆる「貧乏旅行」の割合が次第に増えてきていたという。
2014年には訪日中国人旅行者は延べ241万人を突破、これは前年比プラス84%の大幅増加である。同時に、中国人旅行者の日本での消費額も前年の2倍以上、約292億元に達し、外国人観光客の消費全体の4分の1を占めるまでになった。翌2015年、円安などの要因も重なって、中国人旅行者の日本での「爆買い」が中日両国で盛んに報道され、これがさらに中国人の日本旅行人気に火をつけ、翌年訪日旅行者数はさらに倍増した。


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