
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年10月1日 19時00分
【10/2(木)】:内田日銀副総裁講演、アメリカチャレンジャ人員削減数ほか-政府閉鎖で経済指標の発表は
・15:3 日本 内田日銀副総裁、発言
【前回】– 【市場予想】–
ポイント:
日銀が1日に発表した9月の日銀短観では、企業の景況感は改善しましたが、ほぼ市場予想並みとなりました。10月29-30日の金融政策決定会合での利上げ決定の可能性を巡っては、金融市場が見る利上げの確率は、小幅に低下しています。もっとも、利上げ期待も66%程度を維持しており、利上げへの期待も根強い状況です。内田副総裁が市場の期待を高めるのか、それとも後退させるのか注目されます。ちなみに、7月に内田副総裁は「経済・物価のメインシナリオが実現していけば、経済・物価情勢の改善に応じて、金融緩和の度合いを調整していくことになる」と述べています。
FX視点:
・利上げに対して前向きな発言が出れば、早期利上げへの期待感から円が上昇する可能性があります。
・従来の発言内容を踏襲するなら、円高抑制の材料となる可能性があります。
・20:30 アメリカ 9月チャレンジャー人員削減数(前年比)
【前回】13.3% 【市場予想】–
ポイント:
アメリカの雇用サービス会社、チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社が発表する、企業による人員削減計画数です。今年の年初は政府部門の削減計画で数字が上昇しました。その後、一旦は落ち着きましたが、今度は民間部門の削減数が増え始めており、雇用情勢に対する見通しは不確実なままです。
FX視点:
・前回を下回れば、今後の雇用への見方に安堵感が広がり、米ドルを支える材料となる可能性があります。
・前回を上回る数字となれば、雇用情勢に対する不安から、米ドルの上値が重くなる可能性はあります。
・21:30 アメリカ 9月27日週新規失業保険申請件数
【前回】21.8万件 【市場予想】22.5万件
ポイント:
9月20日週の新規失業保険申請件数は21.8万件と、1週前の23.2万件から改善し、アメリカの労働市場に対し前向きな材料となりました。こうした流れが続くかどうか、注目されます。
ただし、政府機関閉鎖が始まっており、アメリカ議会の進展がなければ、発表が延期される見通しです。
FX視点:
・改善傾向が続けば、米ドルをサポートする材料になります。
・悪化すれば、アメリカの雇用市場への慎重な見方から、米ドルの上値が重くなる可能性があります。

※Bloombergのデータを基に作成
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