ファミマのウエア 快進撃止まらず
ファミリーマートの定番になりつつある、コンビニエンスウェア。商品担当の須貝さんは、開発に至った背景についてこう話す。
「高見え(たかみえ)」という言葉は、2010年代後半から特にインターネットやSNS、特にInstagramなどを中心に急速に広まりました。「高価に見えるけれど、実際は手頃な価格のアイテム」を指す言葉で、今ではファッションだけでなく、コスメやインテリアなど幅広い分野で使われています。
コンビニエンスストアが主催する初のファッションショーは、想像以上の反響を得たという。
「当時、コロナは少し落ちていていましたが、海外と比べると日本はまだコロナ前の元気が取り戻せていないと感じていました。そこで「日本を元気にしたい」という思いから、大きいイベントをやろうとなり、コンビニエンスウェアを中心としたプライベートブランドをお披露目する場を設けようとなったんです。そのなかのメインの企画として、ファッションショーを企画しました」
まさに独り勝ち!ファミリーマートのオリジナルアパレルブランド『コンビニエンスウェア』の快進撃が止まらない。
コンビニエンスウェア初のデニムアイテム全国発売。落合宏理氏監修のデニム素材ショートパンツが2,990円で、ファミリーマートにてご購入いただけます。
ファミリーマートとデザイナー落合宏理氏が手がける「コンビニエンスウェア」は、良質な素材とデザインで大好評。2025年3月には初の展示会を実施し、「ブラウェア」や「ポロシャツ」などの注目商品を発表。
コンビニの枠に囚われない取り組みとして、2023年11月にはファッションショーを開催。コンビニ業界では世界初となるファッションショーについて、須貝さんはこう話す。
今回は、ファミリーマートのコンビニエンスウェアシリーズを担当する株式会社ファミリーマート 商品本部CW・雑貨部 須貝健彦さんに、開発に至った経緯やヒットの要因、今後の展望についてお話を伺った。
「次の日の朝、テレビをつけたら、情報番組で取り上げていただいていました。驚いたのは、日本だけではなく、世界的にも注目されていたところです。身内だけの内輪的なファッションショーではなく、落合さんにプロデュースしていただいているので、ファッションショーとしてのクオリティが非常に高かったんです。メゾンブランドのトップの方に来ていただき、世界のメディアに取り上げていただくことは想像していなかったですね」
そう思われた方も少なくないのではないでしょうか。実は、ファミリーマートが展開するアパレルブランド「コンビニエンスウェア」は、その常識を大きく覆し、年間売上130億円(2024年度目標)という驚異的な数字を叩き出している大ヒット商品なんです。
8月19日(火)から9月15日(月)まで、全国のファミリーマート(沖縄除く)で「クリアランスセール」を開催。
ファミマのコンビニエンスウェアから秋冬シーズンの新作が登場。人気のソックスとベーシックなスウェットシリーズに注目!
カジュアルファッションからアウトドアシーンまで、幅広くマルチに活躍する「ジップアップジャケット」を発売。人気の「ジョガーパンツ」とセットアップでの着用で、旬なスタイリングが完成します。
「全社横断の企画だったので、さまざまな人とコミュニケーションを取る必要がありました。落合さんを中心に、その業界のプロの方も集結していました。一大プロジェクトとしてやっていたので、最初はファミリーマート側とプロの方との意見が噛み合わないのが大変で、『無事成功するのだろうか?』というところからのスタートでしたね」


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