メガソーラー 業者に行政指導58回

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メガソーラー 業者に行政指導58回
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メガソーラー自体はいいよ

千葉県が事業者に対して行政指導58回現場周辺に立てられた看板 現場の周辺には看板が立てられていて、「ストップ!!メガソーラー」と書かれています。 鴨川市の住民らは、環境悪化や土砂崩れへの懸念から、署名活動など工事の反対運動をしています。鴨川の山と川と海を守る会 勝又國江代表鴨川の山と川と海を守る会 勝又國江代表「私たちが不安に思っている、質問とかを受けてほしい、それに答えてほしいということを再三言ってきている。とにかく事業者から説明を聞きたい」林地開発許可を条件付きで取得 事業者は、2019年に千葉県の林地開発許可を条件付きで取得。現場の鴨川市は事業者との間で、5つの協定を結んでいました。施工管理を行う市内の事業者名を教えてほしい、水害や周辺河川への影響についての具体的な対策を教えてほしいといった内容です。他にも、市民が誰でも参加できる説明会を求めていましたが、市はこれらが十分に果たされていないといいます。協定なども十分に果たされず鴨川市は問題を調停に持ち込む事態に ところが、市の関係者によりますと、今年初め事業者は市との協定には法的拘束力がないことを理由に一方的に工事を再開。鴨川市は問題を調停に持ち込む事態となっています。工事の再開は認めているものの… 千葉県は工事の再開は認めているものの、県の森林課が月に1度、県の林業事務所が週に1度という異例のペースで現地調査を行っています。さらに…。千葉県の担当者千葉県の担当者「事業者と県との間で34回の打ち合わせの中で、調整池をはじめとする計画の見直しや具体的な施工手順の提出など、42件の指導を行うとともに現地において仮設防災施設の設置や現地の杭の設置状況の確認などの16件の指導を行っています」 県はこれまで事業者に対し、58件もの行政指導を行ったというのです。県の対応の甘さ指摘 メガソーラー事業に疑念を抱いている千葉県・網中肇県議は県の対応の甘さを指摘します。「行政指導だから、もうそれでいいんだということで、本当に現地で行政指導はクリアできたのか、進捗(しんちょく)管理ができていない」 事業者は現状をどう受け止めているのでしょうか。

千葉・鴨川市の山林でカメラが捉えたのは、山の斜面に散乱する伐採された大量の木。 作業をするショベルカーが小さく見えるほど、広範囲にわたり森林が切り開かれていました。 ここで今、進んでいるのが大規模な太陽光発電施設メガソーラーの開発計画です。 この映像が撮影されたのは、9月23日火曜日。 10月2日に番組が現地に行くと、離れた場所からでもはっきりと見えるほど伐採された木が山積みに。作業している様子が確認できました。 開発の許可を出した千葉県によると、開発区域は東京ドーム32個分にあたる約146ha。 36万5000本の樹木を伐採し、47万枚の太陽光パネルを設置する計画だといいます。 建設に反対する市民団体は2019年に開発の許可が出された後、千葉県が審査基準を改正したと指摘。 新しい基準で計画を見直すべきだと訴えます。 鴨川の山と川と海を守る会・勝又國江さん: 全ての計画は2019年時点の県の開発基準にのっとって計画されているので、新しい基準を満たしていないこと自体もうアウトじゃないか。 この点について千葉県を取材すると現在、事業者が計画の見直しを進めていると回答。 さらに事業者に対し、これまでに58回にわたり行政指導を繰り返していることを明らかにしました。 その内容は、水質検査の実施や施工計画の提出、土砂流出防止対策の実施など幅広い範囲にわたり指導が行われていたのです。 作業をしているすぐ下には民家がたくさんあります。 近隣住民は「あれが土砂崩れやなんかでね流れ出したら大変だよね。メガソーラー自体はいいよ。いいけどもそういう安全面がね、どの程度担保されるのかね」と話します。 事業者は現在、伐採された大量の木を保管する仮置き場を造成していて、県は設置されるまで仮設の柵を設けて流出対策をとるよう指導したといいます。 こうした対応について近くに住む人は「『指導しました』で行政は責任逃れになっちゃう。工事中止にするべき」と語りました。 県から指導を受けた事業者にも話を聞こうと、番組は公開された住所へ。 粘着テープで貼られた紙には手書きで社名が。 しかし、建物に人の気配はありません。 同じ敷地内の建物にいたスタッフは「弁護士を通してほしい」と対応するも、現在までに連絡はありません。 事業者のホームページには9月29日月曜日、「先日行われました千葉県職員による現地確認のお知らせをいたします」と、写真とともに十分な安全対策を立てて進めていると更新されていました。 千葉県は「開発行為が計画どおり適正に行われるよう引き続き、事業者に対して必要な助言・指導等を行っていく」としています。

千葉県鴨川市北部の山林で計画が進む大規模太陽光発電施設(メガソーラー)を巡り、反対運動を率いている市民団体「鴨川の山と川と海を守る会」が、現場の空撮動画と写真を公開した。大量の伐採木が斜面や谷筋に散乱している状況に、同会代表の勝又国江さん(79)は「台風シーズンを迎え、大量の雨が降ったらどうなるだろうか。熱海での土石流災害のようなことが起こらないかと心配」と話している。

現場の周辺には看板が立てられていて、「ストップ!!メガソーラー」と書かれています。

鴨川市北部の山林で計画が進む大規模太陽光発電施設(メガソーラー)を巡り、県が事業者側に対し、軽微なものを除いて58回の行政指導を行っていたことがわかった。

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