来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「RBNZは予想が二分 NZドルが大きく動く可能性」ハロンズ FX 2025/10/4 #外為ドキッ

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来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「RBNZは予想が二分 NZドルが大きく動く可能性」ハロンズ FX 2025/10/4 #外為ドキッ
 

執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
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今週の振り返り

今週の豪ドル/円は97.85円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は86.31円前後で週初を迎えました。9月30日に開催された豪準備銀行(RBA)理事会(金融政策会合)では市場予想通り政策金利が据え置かれましたが、追加利下げを巡り慎重な姿勢が示されたことから豪ドル買いが強まり、豪ドル/円は98.15円前後まで上昇しました。ただ、米国の政府機関一部閉鎖を巡る米ドル売りや、日銀の追加利上げ期待による円買いがあり米ドル/円が大きく下落した影響を受けて、10月2日には豪ドル/円は96.86円前後、NZドル/円は85.23円前後まで下落する場面も見られました(執筆時)。

RBNZは予想が分かれる

来週は豪州では主要な経済指標の発表が予定されていません。今週末に行われる自民党総裁選の結果を受けた円の動向や、米国の政府閉鎖を巡るドルの動きを見ておくと良いでしょう。
NZでは8日にNZ準備銀行が金融政策会合を開催します。前回8月のRBNZ会合での声明文には今後の利下げについて、「NZ経済の回復のスピードに関するさらなるデータが今後の金融政策策定に影響を与えるだろう」「中期的なインフレ圧力が予想通り緩和し続ければ、さらに金利を引き下げる余地がある」などと示してありました。NZの経済状況を見ると、4-6月期の消費者物価指数(CPI)は前年比+2.8%でRBNZのインフレ目標(1~3%)の上限付近となっています。ただ、4-6月期の国内総生産(GDP)が前期比-0.9%と市場予想(-0.3%)を大きく下回る結果となりました。そのため、オーバーナイト・インデックス・スワップではRBNZが今回の会合で25bp(0.25%ポイント)利下げを完全に織り込んでいるほか、50bp利下げの織り込みも30%強進んでいます。ブルームバーグが採るエコノミスト予想でも25bpと50bp利下げで予想がほぼ半々に割れています。そのため、利下げ幅がどちらになったとしてもNZドル相場は一時的に大きく反応することになりそうです。初動では25bp利下げならNZドル買い、50bp利下げならNZドル売りとなりそうです。その後の動きに関しては、RBNZの声明内容次第になりそうです。

NZドル/円のテクニカル分析

NZドル/円は9月中旬から日足一目均衡表の転換線がレジスタンスとして機能しています。まずは同線を上抜けられるかが注目点となります。その上の水準では同基準線や雲下限が上値目途となりそうです。一方下値は今週の安値(85.23円前後)や5月22日安値(84.60円前後)が目先の目途として意識されそうです。

【NZドル/円 日足・一目均衡表】

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:AUD/JPY:96.00-100.00、NZD/JPY:84.00-88.00

10/6週のイベント:

10/07 (火) 08:30 豪 10月ウエストパック消費者信頼感指数
10/08 (水) 10:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利

一言コメント:

このところ涼しくなってきて、「やっと窓を開けて寝られる」と思ったら、朝晩は夏の恰好では少し寒いくらいになりました。私の周りにも風邪気味の人がちらほら。みなさんも体調に気を付けましょう。

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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来週の為替予想 豪ドル 円

2028年8月の豪ドル円見通し。当月始値 108.30、最低 108.30、当月最高 112.85。平均 110.16。月末 111.18。変更 2.7%。

豪州は中国との貿易関係が強いことから、豪ドル/米ドルは上海総合指数など中国株との間に一定の相関関係が確認できます(図表3参照)。中国株の長期下落傾向が、小動きが続く中でも豪ドルの下落要因になっていた可能性はあるでしょう。

米国・豪州の中銀が今後の利下げに慎重な姿勢を維持する中では、トランプ政権下での基軸通貨米ドルの方向性が豪ドル相場を左右する要因になりやすいと考えられます。

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2029年6月の豪ドル円予想。当月始値 113.79、最低 109.08、当月最高 113.79。平均 111.85。月末 110.74。変更 -2.7%。

2028年5月の豪ドル円予想。当月始値 110.04、最低 109.99、当月最高 113.33。平均 111.26。月末 111.66。変更 1.5%。

短期金融市場では、豪中銀が8/12に政策金利を0.25%の利下げを決定した直後、年内の追加利下げ幅は約0.37%、来年にかけては最大で0.61%との見通しが織り込まれました。しかし、今月半ばには年内の利下げ幅が0.3%未満、来年中も0.6%未満へと予想が低下。さらに豪8月消費者物価指数の発表後には、それぞれ0.16%台、0.36%台へと金利先安観は大きく後退。このため、9/30の豪中銀政策理事会では政策金利の据え置きが有力視されています。ただし、声明内容が予想以上にタカ派寄りとなった場合、年内(11/4、12/9)の追加利下げ観測が一段と後退する可能性があります。豪ドルが対ドルで0.66ドル台を回復する展開となれば、豪ドル円は9/12の高値(98円42銭)を上抜き、1/7高値(99円17銭)を試す可能性も意識されます。一方で、米9月雇用統計を受けたFRBの金融政策の方向性や、日銀の利上げ観測を背景としたドル円の動向次第では、豪ドル円も円安基調の加速か、あるいは調整売りに押されるかが焦点となります。

2029年7月の豪ドル円予想。当月始値 114.25、最低 114.25、当月最高 119.04。平均 116.21。月末 117.28。変更 2.7%。

足もとでは高値更新後の持ち高調整売りの可能性が意識されるものの、ドル円の堅調推移や金・プラチナ価格の高止まりに加え、10月末のAPCEを控えた米中首脳会談への期待、さらには欧米の金融緩和基調を背景とした新興国市場への資金流入期待が下支え要因となる可能性があります。そのため、調整は限定的に留まり、息の長い強気トレンドが継続するかが注目されます。今週は米9月雇用統計を受けたFRBの金融政策の方向性や、日銀の利上げ観測を背景としたドル円の動向が、ランド円相場の焦点となります。

2027年11月の豪ドル円予想。当月始値 106.34、最低 104.71、当月最高 107.89。平均 106.31。月末 106.30。変更 0.0%。

2029年9月の豪ドル円予想。当月始値 114.13、最低 114.13、当月最高 119.31。平均 116.28。月末 117.55。変更 3.0%。

2028年10月の豪ドル円見通し。当月始値 107.84、最低 104.65、当月最高 107.84。平均 106.64。月末 106.24。変更 -1.5%。

2024年末からの豪ドル相場は、対米ドルで軟調な推移が続いてきました。特に2024年11月の米大統領選挙以降、トランプ政権の関税政策などをめぐる不透明感から米インフレ懸念が台頭し、主要通貨に対する米ドル高が進んだことが豪ドルの下落要因になったと考えられます(図1)。

52週MAは11月末現在で100円弱ですが、過去の経験を参考にすると、下落トレンドに転換した豪ドル/円は、一時的な上昇局面でも52週MAを大きく上回ることなく一段安に向かう可能性が高いと考えられます。

2024年の豪ドル/米ドルは、0.63~0.69米ドル程度の小幅のレンジで、2023年に続き方向感のない動きに終始しました(図表1参照)。米ドル/円がここ数年記録的に大きな変動が続いていることと対照的に、豪ドル/米ドルの小動きが長期化している最大の理由は小幅な金利差でしょう。

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