日産新型リーフ 8年ぶり全面刷新
日産は約8年ぶりにフルモデルチェンジした新型「リーフ」B7を発表しました。ハッチバックからクロスオーバーEVへと進化し、78kWhバッテリーでWLTC最大702kmの航続距離を実現。先進の安全装備や快適な室内空間も備え、次世代EVの新たな基準を示します。
とはいえ、デザインが一新されたことを除けば、これらは8年ぶりに全面刷新したEVに求められる“正常進化”ともいえる。すでにテスラやBYDをはじめとする他メーカーのEVで実現している性能や機能も少なくないからだ。むしろ、ようやく商品力の面で“追い付いた”といえるのかもしれない。
もともとは、日産車をベースにカスタマイズカーの製作や特装車の生産を手掛けてきた日産の関連会社「オーテックジャパン」を源流とし、現在はニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)と統合したため社名は日産モータースポーツ&カスタマイズとなっていますが、日産のファクトリーカスタムブランドとしての“AUTECH”は今も多くの日産車で展開され、ユーザーから好評を博しているのです。
先に“AUTECH”についておさらいすると、NISMOと並ぶ日産のサブブランドで、掲げるコンセプトは「プレミアムスポーティ」。
リーフは業界に先駆けてEV市場を開拓してきたものの、現状は米テスラや中国・比亜迪(BYD)などの新興EVメーカーに押されている。「中国と欧米や日本などで顧客が求めるものが違う。走行性能や信頼性で競争力がある」(磯部博樹日産チーフ・ビークル・エンジニア)とする。
同車は2025年10月17日から全国の日産販売店にて注文が受け付けられ、2026年1月末より順次納車が行われる予定で、車両価格(消費税込)は651万3100円です。
2025年10月8日、日産新型「リーフ」の正式発表と同時に、新型「リーフAUTECH」も発表されました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
新型リーフは、日産が2010年に発売した初代リーフから蓄積した知見を生かしながら、これまで以上にエンジン車からの代替を真摯に突き詰めたモデルといえる。航続距離や充電が課題とされてきたEVの“常識”を覆し、エンジン車やハイブリッド車に代わる信頼できる選択肢となることを目指す──。それが日産が新型リーフで目指したことだ。
続く2代目は2017年に登場し、バッテリー性能や先進装備の進化によって日産の電動化技術を象徴する存在となりました。
これを日産の磯部は「効率至上主義」という言葉で説明する。「いたずらに大きなバッテリーを積んで航続距離を伸ばすのではなく、とにかく効率をよくしていこうと。それにより、実際にお客さまが使う上での実用性能を上げていこうと考えたのです」
日産初となるフラッシュドアハンドルや最適化されたホイールアーチモールディングの効果も奏功し、フラットな外観を実現しました。
そして今回発表された3代目は、約8年ぶりのフルモデルチェンジとなります。
日産は2025年10月8日、約8年ぶりにフルモデルチェンジした新型「リーフ」を正式に発表しました。
日産 新型「リーフ」
日産は2025年10月8日、日本仕様となる新型「リーフ」B7グレードを正式発表しました。


コメント