ほっかほっか亭がXで人探し 話題

【情報提供望む】ほっかほっか亭の書体をデザイン・制作した人を探しています。

こうした中、ほっかほっか亭総本部が10月8日、独特な書体をデザインした人物の情報提供をX上で呼びかけた。同社で分かっているのは、約50年前に学生アルバイトが書いたオリジナルのフォントだという情報だけだ。性別も不明だとしている。

ほっかほっか亭の独特な手書き風筆文字のロゴは、1976年の第1号店オープン時に、当時のアルバイト学生がデザイン・制作したオリジナルフォントだったことが判明しました。同社社長の確認で明らかになったものの、50年以上前の出来事のため、デザイナーの氏名や性別は不明。

番組では、ほっかほっか亭（本社・埼玉県草加市）が50年前に同社のロゴをつくった人物を探していて、インターネット上で話題になっていることを報じた。ほっかほっか亭は8日、Xに「ほっかほっか亭の書体を制作した人を探しています」と投稿し、15万以上の「いいね！」が付く反響を得ている。投稿では「弊社社長に確認したところ、当時、アルバイトの学生が書いたオリジナルのフォントであることが分かりました」と説明しており、今回の人捜しは、来年の創業50周年で感謝を伝えたいとの理由だという。

創業50周年という大きな節目に、ささやかな「ありがとう」を伝えようとするほっかほっか亭の心温まる捜索劇。知人や当時の関係者からの情報が寄せられ、デザイナーが特定される日が来るか、「探偵!ナイトスクープ」での調査も含め、今後の展開に注目が集まります。

「ほっかほっか亭の取り組みいいなー。好感持てる」といった企業姿勢を称賛する声や、「当時20歳前後の方でも70代か、見つかるといいなぁ」とデザイナーの年齢を推測しつつエールを送る声が目立ちました。

ほっかほっか亭は、1976年に埼玉県草加市に店を出店し、現在まで「お店での手づくり」にこだわり続けながら、地域の皆さまに「炊きたて。できたて。お店で手づくり。」のお弁当をお届けしてきました。現在では、豊かな暮らしをつくる事業を全国792店舗で展開しています。

10月8日夕方時点で、ほっかほっか亭公式からの続報は出ていませんが、投稿のエンゲージメント（いいね数：3万4000超、リポスト：1万8000超）は引き続き高い水準で推移しており、情報提供の呼びかけは継続されているようです。

制作した人物に改めてお礼を言いたいとし、「このほっかほっか亭の書体を書いた『学生のことを知っている！』という奇特な方いらっしゃいましたらぜひ教えていただけませんでしょうか」と、X上で呼びかけた。またアドバイスなども求めている。

さらにほっかほっか亭は、この捜索が本気であることを示すかのように、人気番組「探偵!ナイトスクープ」へ正式に調査依頼を送付済みであることを明かし、X上で「本気度がすごい」とさらに話題を呼んでいます。

ほんわりと湯気の立ち上る、ふっくらとした炊きたてごはん。それが“ほっかほっか”という言葉です。立ち寄ればいつもほっとする、そして安心を持ち帰っていただける。ほっかほっか亭が目指すのは、そのような「街の台所」です。

大手広告代理店・電通に19年間勤務、マーケティング、PR関連業務に従事。SNSマーケティング、特にソーシャルリスニング（SNSの口コミの分析）の手法開発を行った経験から、炎上対応やリスク広報にも領域を拡大。2021年より桜美林大学の准教授に就任。広告・マーケティング領域の研究、教育活動を行っている。テレビ番組・新聞・雑誌等の出演・取材・執筆も多数。著書に単著『話題を生み出す「しくみ」のつくり方』（宣伝会議）、共著『炎上に負けないクチコミ活用マーケティング』（彩流社）などがある。

また、「ほっかほっか亭の書体を作った学生アルバイトって、デザインの勉強でもしてたんだろうか？ふつうお願いされても作れなくない？」と、ロゴの意外な出自に驚きと好奇心を示すコメントも多く寄せられています。

新卒で大手広告代理店・博報堂へ入社。ストラテジックプランニング職として様々なクライアントの売上拡大に貢献。その後、北海道日本ファイターズに転職、KPI400万人を大きく超える来場者を達成。2024年春にほっかほっか亭総本部に転職、大阪・関西万博への出店事業では8月単月の売上4000万円を突破、新規事業のハンバーガーショップでは初の黒字転換に成功。ほっかほっか亭の公式SNSでは、2,000万インプレッションを越えるようなバズコンテンツを量産している。

同社は「この独特なほっかほっか亭の書体を50数年前にデザイン化した方を探しています」と情報提供を呼びかけ、その目的を「創業50周年にむけて、改めて御礼をお伝えしたく」と説明しています。この素朴でひたむきな感謝のメッセージが、多くの人々の心を打ちました。