
日経平均株価は大幅反落。寄り付きから下げ幅を広げる展開となり、前日の陽線を帳消しにするような陰線を形成して終えた。
RSI(9日)は前日80.6%→77.9%(10/10)に低下。5日移動平均線(48059円 10/10)上を保っており、前日からの見方に大きな変化はない。目先的には高値更新後の揺り戻しが続くことも想定されるが、基本的には上目線のトレンドフォロー継続である。
上値メドは、心理的節目の48500円や49000円、昨年12/27高値から4/7安値までの大きな下落幅に対する倍返しの上げとなる50000円付近、51000円や52000円など1000円刻みが想定される。下値メドは、5日移動平均線、心理的節目の47000円、10日移動平均線(46553円 同)、心理的節目の46000円、10/3高値(45778円)、25日移動平均線(45339円 同)などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル 日経平均株価テクニカル分析大幅反落も5日線上を保つ動き
土信田氏は20年3月以降の各上昇場面ではその後の底値がほぼ上げ幅の38.2%押しだったと指摘。新型コロナ後の中期的な上昇トレンドが崩れた場合は、20年3月から24年7月までの上げ幅の38.2%押し水準(3万2468円)が目安という。ただ、同水準も達成するなど既にテクニカル分析の範囲を超える勢いで下げているとし、こうしたケースでは「セリングクライマックスになることが多い」と話している。
みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリストは、足元の日本株はテクニカル面から見ると「短期間でかなり下げており、いつ反発に転じてもおかしくない」との認識だ。
テクニカル的には、9月1日の日経平均株価の終値は4万2188.79円でしたが、一時4万1835.17円まで下落し、25日移動平均線(9月1日時点で4万2063.32円)を割り込む場面もありました。取引時間中の25日移動平均線割れは、8月4日以来のことです。この9月1日の25日移動平均線タッチで値幅的には十分な調整となった感があります。
急騰・急落が続く相場では、売りの判断が遅れると一気に損が膨らみかねない。そこで売りを判断する材料として役立つのが、過去の株価の動きなどから売り時を探るテクニカル分析だ。
株価チャートを見ると、株価を示すローソク足に沿うように折れ線グラフのような線が表示されていることがあります。これは、ある一定期間の株価の平均値を示す「移動平均線」と呼ばれる線で、相場の方向性(トレンド)を示すテクニカル指標の一つです。
過去の上昇幅と下落幅から相場の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断するテクニカル指標であるRSI(相対力指数)も17.6%まで低下。前週末の段階で「売られ過ぎ」を示す30%を既に割り込んでいたが、5日の暴落でさらにその度合いは一段と強まった。


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