来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「円急落の反動は想定内、支持線付近で切り返せるかがポイント」ハロンズ FX 2025/10/11 #外為ドキッ

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来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「円急落の反動は想定内、支持線付近で切り返せるかがポイント」ハロンズ FX 2025/10/11 #外為ドキッ
 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人
執筆日時 2025年10月10日 15時55分

円急落の反動は想定内、支持線付近で切り返せるかがポイント

ユーロ/円は史上最高値更新、ポンド/円も上昇

財政拡張・金融緩和路線を掲げる高市氏が総裁選に勝利したことを受け、円売りの流れが継続。ユーロ/円は177.933円と史上最高値を更新しました。また、ポンド/円も205.323円と昨年7月以来の水準を付けました。フランスのルコルニュ首相の辞任などネガティブな話題も散見されましたが、円売りの勢いが勝った形です。ただ、公明党が連立を離脱する方針と伝わったことから、ユーロ/円、ポンド/円とも上値が重くなりました。

(各レート水準は執筆時点のもの)

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※相場動向については、外為どっとコム総研TEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

通商・雇用と不安要因は残存

フランスのルコルニュ前首相が野党側と交渉し、今年中に予算が成立する可能性を示したことで、目先の最悪シナリオは回避されるとの期待が市場に安堵感を与えています。ただし、根本的な政治不安が払拭されていないため、この安堵感が継続するかどうかは不透明です。
加えて、米国とEUとの間で貿易摩擦が再燃しかけている点も懸念材料です。一部報道では、トランプ米大統領が貿易上の新たな譲歩やその他の措置を要求していると伝えられています。
今夏、EU製品の大半に15%の関税を課す合意案が骨抜きにされるような事態となれば、ユーロ圏の経済成長に対する不透明感が強まることも想定されます。対円では底堅さを示しているユーロですが、内憂外患により調整が進む可能性もありそうです。
一方、英国は引き続き、予算案が提出される11月26日を待つ姿勢に変わりはありません。それまでは経済指標の強弱に一喜一憂しながらも、明確な方向性は出にくい状況が続きそうです。ただし、労働市場の低迷により、年内の利下げ観測が持ち直す可能性もあり、注意が必要です。
足元では、ドルの買い戻しに伴いポンドのロングポジション解消が進んでいる中、利下げ期待が強まれば、ポンドの調整幅が深くなる可能性があります。
ポンド/円は円安の流れから下値は限られるものの、その他の通貨に対してポンドの上値が重くなっていることもあり、ポンド/円の上値も限定される可能性があります。

ユーロ/円・ポンド/円、窓埋め回避なるか(テクニカル分析)

ユーロ/円は、5月23日の安値161.083円と7月28日の高値173.893円を結ぶフィボナッチファンの50%ラインを下回り、一段レンジが下がったと見られましたが、ギャップを空けて元のレンジへ戻すなど、底堅さがうかがえる展開となっています。
もっとも、上値はこのフィボナッチの38.2%ラインでいったん抑えられているため、175.10円付近までの調整は想定内です。ここを下抜けると、本格的に窓埋めを目指す可能性があり、173.00円付近までの調整も警戒されます。目先は、175.00円付近がサポートされるかどうかに注目したいところです。
また、ポンド/円も、4月9日の安値184.381円からのサポートラインを割り込み、下目線が強まりかけた矢先に支持線をあっさり回復し、205.323円まで上昇するなど、堅調な展開となっています。
もっとも、8月4日の安値195.011円と9月18日の高値201.260円の値幅の1.618倍となる205.12円付近で、いったん上昇が抑えられた点から、短期的な調整が想定されます。
これまでのサポートラインが推移する201.50円付近で踏み止まり反発できれば、高値更新の流れが強まりそうですが、この水準を下回るようであれば、200.00円割れを目指す展開も見通せます。

【ユーロ/円チャート 日足】

EUR/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:EUR/JPY:174.000-179.000

【ポンド/円チャート 日足】

GBP/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:GBP/JPY:199.000-206.000

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一言コメント

今年は年末に向けて相場が安定するのかと思いきや、まだまだ一波乱も二波乱もありそうな雰囲気になってきましたね。

 
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来週の為替予想 ユーロ 円

2027年2月のユーロ円見通し。当月始値 190.44、最低 181.96、当月最高 190.44。平均 186.89。月末 184.73。変更 -3.0%。

2029年5月のユーロ円予想。当月始値 223.98、最低 223.98、当月最高 230.99。平均 226.63。月末 227.58。変更 1.6%。

2029年1月のユーロ円予想。当月始値 219.15、最低 219.15、当月最高 228.34。平均 222.90。月末 224.97。変更 2.7%。

2028年7月のユーロ円予想。当月始値 213.93、最低 213.93、当月最高 221.46。平均 216.88。月末 218.19。変更 2.0%。

2029年2月のユーロ円見通し。当月始値 224.97、最低 214.95、当月最高 224.97。平均 220.78。月末 218.22。変更 -3.0%。

2027年8月のユーロ円見通し。当月始値 200.53、最低 200.53、当月最高 207.73。平均 203.36。月末 204.66。変更 2.1%。

2028年1月のユーロ円予想。当月始値 203.00、最低 201.64、当月最高 207.78。平均 204.28。月末 204.71。変更 0.8%。

2027年11月のユーロ円予想。当月始値 199.66、最低 199.66、当月最高 205.88。平均 202.01。月末 202.84。変更 1.6%。

主要なクロス円の一角であるユーロ円とポンド円(GBP/JPY)が底堅さを維持する今の状況は、外為市場でいかに円安の圧力が強いのか、を物語っている。

2027年10月のユーロ円見通し。当月始値 198.52、最低 196.67、当月最高 202.65。平均 199.38。月末 199.66。変更 0.6%。

162.00の下方ブレイクは、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準161.62レベルをトライするサインと捉えたい(下の1時間足チャートを参照)。ユーロ円がこのテクニカルラインをも下方ブレイクする場合は、21日線そして161.00を視野に下落幅が拡大する可能性を意識したい。

2027年7月のユーロ円予想。当月始値 196.52、最低 196.52、当月最高 203.54。平均 199.28。月末 200.53。変更 2.0%。

ユーロ円が161.00をトライするサインとして注目したいのが、短期サポートラインの攻防である。このラインと並行して21日線が推移していることを考えるならば、21日線の攻防が焦点とも言える。この移動平均線は今日現在、161.27レベルで推移している(上の日足チャート、黄色ラインを参照)。

2027年6月のユーロ円見通し。当月始値 195.11、最低 193.57、当月最高 199.47。平均 196.17。月末 196.52。変更 0.7%。

ユーロ円の下落局面で注目したいのが、161円の維持である。この水準は、現時点での10月高安の半値戻しにあたる(下の1時間足チャートを参照)。

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