ミャクミャクは「金脈」と識者

――ミャクミャクを今後どう生かしていくべきでしょうか。

当初は奇抜なデザインに批判的な意見が目立った大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」。日を追うごとに評価は逆転し、約800億円（8月末時点）を売り上げている公式ライセンス商品のなかでも、売れ筋はミャクミャクグッズだ。好評のため、グッズの販売は26年3月末までの延長が決まった。

「八百万（やおよろず）の神」や多様なアニメ・漫画の表現を受けいれてきた日本だからこそ、ミャクミャクを受けいれる土壌があったように思えます。

私は、ミャクミャク誕生の背景には東京五輪エンブレムの盗作騒動があったのではないかと思います。ネットで「盗作」だと嫌われてしまうと台無しになる。