「船場吉兆」の次男 6坪の再出発
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 「船場吉兆」の次男 6坪の再出発
かつて大阪に本店を構え 高級料亭として名を馳せた「船場吉兆」
「船場吉兆」。「料理の名演出家」と評された湯木貞一(ていいち)さん(1901〜97年)が1930年に創業した料亭「吉兆」グループの一つだ。政財界の大物も利用する大阪随一の高級料亭で、2007年当時に取締役を務めていたのが、貞一さんの孫である湯木尚二さん(56)や兄、そして湯木さんの母・佐知子さん(88)だった。
牛肉の産地偽装などの不祥事を起こした大阪の高級料亭「船場吉兆」。2007年12月、取締役を務めていた母と兄が謝罪の記者会見を開いたとき、湯木(ゆき)尚二さん(56)=当時38歳=は取材攻勢から逃れてビジネスホテルに身を潜めていた。次男である自分も取締役。「うまく事が運んでくれないか」と祈った。
かつて大阪に本店を構え、高級料亭として名を馳せた「船場吉兆」。その経営陣のひとりでもあった湯木さんが「一度は日本全国を敵に回した」と語るのが、転落へと追い込まれた2007年の食品偽装事件だ。
会見では言葉に詰まった長男に対し、記者への模範回答を女将が小声でささやく姿が「ささやき女将」とワイドショーなどで報じられ話題に。「外に出るのが怖かった」と振りかえるほど家族ぐるみで壮絶なバッシングにあい、その後、信用を失った「船場吉兆」も廃業となる。


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