
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<本日の値動き>
・ドル円は150円50銭付近まで下落後、151円20銭台まで回復し高値を更新
・60分チャートでは高値を切り下げる展開が続き、上値が重い状況
・下降チャネル内で推移中
<テクニカル分析>
・上値の抵抗ライン
下降トレンドラインを突破すれば、直近高値の151円70銭~151円80銭が意識される
151円80銭を突破すれば152円台回復の可能性
・下値のサポートライン
150円50銭付近:フィボナッチ61.8%、N計算値が重なるサポート層
さらに下抜ければ149円80銭~150円がサポートゾーン
149円ちょうどを割り込むと窓埋めに向かう展開も
<ドル/円相場を支えている材料>
・自民党と日本維新の会が政策協議開始
・連立協議がまとまれば高市首相誕生への期待
<上値を抑えている材料>
・米中貿易摩擦への懸念がドルの上値を抑制
・日米財務当局の動き
ベッセント米財務長官:「日銀が適切に金融政策を運営し続ければ、円相場も適正な水準に落ち着く」
加藤財務相:円安を牽制する発言
<結論>
・ドル円は151円を中心に方向感が出にくい展開が続く見込み
・円が売られやすい一方でドルも売られやすい状況
・材料に新たな動きがない限り、151円を挟んだレンジ相場が継続しやすい
・日米当局の為替に関する発言や、明日の内田副総裁の講演など続報に注目が必要
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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ドル円 150円台は底堅い自民 維新の連立協議による高市首相誕生期待が下値を支える
番組では週の前半にも行われる自民党の執行部人事や、与党との連立のカギになるといわれる維新・国民の政策についても橋下徹らと議論した。
自民党の高市早苗総裁と日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は15日、国会内で党首会談を開き、連立政権を見据えた政策協議を始めることで合意した。高市氏は、21日召集の臨時国会における首相指名選挙の協力も呼びかけた。自民は衆参両院で過半数を持たないが、維新が高市氏に投票、または主要野党と異なる投票先となれば、高市氏が選出される公算が大きくなる。
日本維新の会代表の大阪府の吉村洋文知事(50)が16日、府庁で取材に応じた。
会談は自民側の呼びかけで行われた。終了後、高市氏は記者団に「連立も含めた協力をお願いした」と述べ、16日から維新の藤田文武共同代表らと政策協議に入ることで合意したと説明した。高市氏は「(両党は)基本政策はほぼ一致している」との認識を示し、「首相指名(選挙)の協力と、一緒に政権を担う意味を含めた協力をお願いした」と語った。
対する吉村氏は、記者団に「連立を含む首相指名(選挙)の協力への打診があった」と述べ、政策協議を始める考えを伝えたことを明らかにした。首相指名選挙は、政策協議がまとまれば、維新は高市氏に票を投じる考えも合わせて示した。
日本経済の潜在力を見出し、次代につなげる読売新聞創刊150周年事業です。経済3団体トップ座談会など関連記事を展開します。
吉村氏は、外交、安全保障、憲法改正など基本政策について「(両党の)共通点は多くある」と述べた。維新が二本柱とする首都機能をバックアップする「副首都構想」、現役世代の社会保険料の引き下げを含む「社会保障改革」については、「(高市氏から)賛意を示していただけた。政策協議をする土台はあると判断した」との考えを示した。
自民党総裁選で高市早苗氏が女性初の新総裁に決まったが、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に日本維新の会・藤田文武共同代表が出演し、「臨時国会前に連立合意にいきつく可能性は低い」と見解を語った4日、自民党の総裁選で高市早苗氏が第29代総裁に選ばれた。
ずいぶん急な展開である。本日は自民、立憲、維新、国民の代表による首班指名に向けた連携を探る会合が入れ替わり立ち替わり行われた。維新吉村代表は午後になり急遽、高市総裁との会合に臨むことになり、瞬く間に連立に向けた協議の開始が合意された。この急展開の背景には何があったのだろうか。 自民党と維新の連立には難題が多い。まず維新の党内部の意思統一があるとは思えない。とりわけ参議院の維新は自民との連立入りには反発が強いといわれている。この間維新は国会議員や地方議員の離党が相次いでいる。この急展開の自民との合意は党内の亀裂をますます広げるのではないだろうか。 さらに本日、自民は「NHKから国民を守る党」と共同会派を組むことを発表した。NHK党については兵庫県知事選などをめぐり、兵庫の維新とはこじれた関係にある。NHK党と同じ与党に加わることには反発が生まれるかもしれない。 自民党側も課題が多い。この10数年にわたり維新と対決してきた大阪自民党の運命はどうなるのだろうか。先の総裁選では、高市総裁は大阪で6割の党員票を集め圧勝している。だが衆院大阪選挙区は維新が全勝しており、選挙区調整の余地はない。高市総裁は自らの勝利を支えた大阪を見捨てる気なのだろうか。そして別のコメント欄で佐藤優さんが指摘しているように、自民党が維新と手を握るということは、公明党との関係修復がほぼ不可能になることを意味する。 公明党との熟年離婚から間をおかず、維新と駆け落ちということか。目先の数合わせのために、両党は多くのものを失うことにならないのだろうか。
松山俊行キャスターが「日本維新の会は、今回の総裁選で小泉進次郎氏が首相になるのを前提に前向きだったように見えるが、高市新総裁で迷っている部分はあるのか」と問うと、藤田共同代表は「どなたがなっても等距離でやらしていただく。もしお声がけがあるようだったら、少数与党国会の非常に不安定な状況の中の野党として責任を持って向き合いたい」と語り、さらに、15日にも召集される臨時国会の首相指名選挙の2回目の投票を高市総裁でまとまっていく可能性については、「一般論として申し上げると連立の合意がその前にできたら1回目からできる。それから、まだ確定していないが国会の日程が相当短い期間。そこまでにさまざまなところを普通に考えていくと、実務上難易度が高い。国会開会前にいき着ける可能性は低いと思う」と臨時国会前の連立合意については否定的な考えを述べた。
少数与党となっている中で野党との連携をどうするのかが焦点となっているが、今のところ維新・国民両党首は仮に連立協議の打診があった場合、協議に前向きな発言をしている。
外国為替市場で円安が進み、円相場が一時、1ドル=150円台の節目を付けました。約2カ月ぶりの円安水準です。 4日の自民党総裁選で高市新総裁が誕生したことで、積極政策による財政悪化への懸念から急速に円を売る動きが広がりました。 外国為替市場で円相場が節目の1ドル=150円台となるのは8月上旬以来、約2カ月ぶりです。 また、対ユーロでは1ユーロ=175円台後半まで円安が進み、1999年に導入されて以降の最安値を付けました。 市場関係者によりますと、日銀による年内の利上げ観測が後退していることも円安が進む要因になっているということです。
週明け6日の東京外国為替市場で、円相場は一時、1ドル=150円台をつけた。8月初旬以来、約2か月ぶりの円安・ドル高水準となる。4日投開票の自民党総裁選で高市早苗・前経済安全保障相が選出され、物価高対策などで財政拡張が進むとの見方から、円売り・ドル買いが加速している。




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