【テクニカル】日足テクニカル・NZドル円=窓埋め完了後の動きを見極め

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【テクニカル】日足テクニカル・NZドル円=窓埋め完了後の動きを見極め

陰線引け。2日連続で一目均衡表・基準線に上値を抑えらえると、その後85.94円まで下落した。3手連続の陰線引け。

 昨日の下げで日足チャート上の窓(3日高値86.06円-6日安値86.33円)を埋めたことで、2日安値85.34円が視野に入ってきた。窓埋め完了で下げ一巡となっても、200日線86.54円が下向きとなっている点を踏まえると、引き続き基準線86.96円が抵抗となるだろう。

レジスタンス1  86.96(日足一目均衡表・基準線)

前日終値     86.10

サポート1    85.34(10/2安値)

(川畑)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日足テクニカル・NZドル円=窓埋め完了後の動きを見極め

テクニカル分析の多くは「連続する価格データ」を前提としています

第8パートでは、「ギャップがチャート分析に与える影響」を解説します。 窓開け後のテクニカルの歪み、インジケーターへの影響、 そして「ギャップをどう読み解くか」をチャート実例を交えて詳しく説明します。

週末をまたぐ前、あなたはどんな基準でポジションを残していますか? 多くの初心者は「含み益があるから大丈夫」「テクニカル的に上がりそう」と感覚で判断しがちです。 しかし実際には、週末の持ち越しこそ最もリスク管理が問われる局面です。 正しい基準を知らないまま持ち越すと、週明けギャップで一瞬にして利益が吹き飛ぶこともあります。

ギャップを恐れるのではなく、 「なぜ起きたか」「なぜ埋まるか」を理解できるようになると、 ファンダメンタルズとテクニカルの両輪で相場を読む力が身につきます。 これはプロトレーダーが最も重視するスキルのひとつです。

そのとき私は学びました。 「週末にポジションを持ち越すこと=世界のリスクを預かること」だと。 テクニカル分析がどれほど完璧でも、週末の“情報リスク”は防げないのです。

週明けのチャートを開いたとき、前週金曜の終値と月曜の始値の間にぽっかりと空いたスペース──。 これがいわゆるギャップ(窓開け)です。 見た目には単なる空白のようですが、実はこの“窓”こそが、 テクニカル分析を誤らせる最も危険なノイズのひとつです。

ギャップ(窓開け)は、テクニカルだけでは説明できないファンダメンタルズ要因の反映です。 つまり、チャートの“空白”は単なる偶然ではなく、 「ニュース」「心理」「需給」の3つが絡み合って発生する現象です。

特に政治イベント・地政学リスクは、テクニカルでは予測できないため、 ポジションを“休ませる”こともトレードの一部と考えましょう。

テクニカル分析の多くは「連続する価格データ」を前提としています。 しかしギャップが発生すると、 価格の空白が生じ、ローソク足のデータが“飛び”ます。 これにより、インジケーターが誤った数値を表示することがあります。

このように、政治ニュースは一夜にしてセンチメントを塗り替えるため、 週末を挟むと「前週までのテクニカルが効かない」状態になります。

FXは「技術×心理×継続」で成り立つゲームです。 感情を制御できる者だけが、テクニカルを正しく扱えるのです。

つまり、ギャップは「市場の感情が爆発した痕跡」であり、 テクニカル的には一時的な“異常値”として扱うのが賢明です。

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