再開発の渋谷 飲みの街人気に異変
2010年代からは渋谷駅周辺で大規模な再開発が進む。東急が主導して所有する東横線を地下化した上、百貨店などの施設を閉館し、跡地を超高層複合ビルの建設用地に充てた。ミュージカルやアートを楽しめる「渋谷ヒカリエ」(12年)、地上229メートルの屋上展望施設「SHIBUYA SKY」が観光客に人気の「渋谷スクランブルスクエア」(19年)など、新たな渋谷文化の拠点も誕生している。
「再開発が進む若者の街」というイメージとは裏腹に、飲みたい街としてなぜ渋谷は選ばれないのか。ホットペッパーグルメ外食総研の担当者は「地下街がなく、アクセス面で新宿に劣る」「平日と週末で客層が違いすぎる」などと指摘している。
Google日本法人、GMOインターネットグループ、サイバーエージェント ──。国内外の大手IT企業が本社を置く東京・渋谷。観光地としてだけでなく、オフィス街としても発展してきた渋谷だが、ビジネスパーソンにとって「飲みの街」として選ばれにくくなっているようだ。
再開発がすすむと東急の施設やその中に入るテナントは繁栄しますが、東急とは関係の無い周辺の路地や路地裏にある中小の店は、恩恵に預かることができるのでしょうか? 渋谷には、路地や路地裏に魅力的で個性的なお店が昔から存在していますので、もし衰退や閉店するとなると悲しいですよね。
なぜ渋谷は「飲みたい街」として選ばれないのか。「個人的には好きな街なので、渋谷のここまでの低迷には驚いた」と話す同総研の田中直樹所長は、取材に対し「渋谷は一言で言うと中途半端」と指摘する。
もっと分かり合えたらいいのに Bara.さんは、関西出身で東京在住8年のイラストレーターです。仕事、友人関係、恋愛、将来のこと、この街に暮らす意味……。日常に立ち現れる、ふとした感情の揺らぎを切り取るBara.さんのアーバンライフメトロ・オリジナル4コマ漫画。今回のテーマは「ある男性の言葉」です。 Bara.さんの体験を描いた漫画のカット(Bara.さん制作)――Bara.さん、今回の作品を作った背景を教えてください。 似たようなことを言われた経験があったのと、まだ日本ではこういった雰囲気を感じるなと思い、描きました。 ――大人数の飲み会、Bara.さんは好きですか。 時と場合によりますが、気の知れた友人たちとなら好きです。人見知りなので、あまり知らない人がいると緊張します。 ――飲み会の席で突然ヘンなことを言われたときって、うまく言い返せなかったりしませんか。 そうですね。その場を盛り下げないようにと、変に気を遣ってしまいがちですね。 ――気にせず上手に聞き流す方法を覚えたいです。 はい。それにプラスして、上手に相手にくぎを刺す言い方も知りたいです。 ――Bara.さん自身が思い描く女性像や自分像は、どのようなものでしょうか。 多様性を受け入れられる(自分自身も含め)女性になりたいです。 ――この夜食べて帰ったラーメン、どんな味がしたのでしょうか。 多分、味の濃いこってりしたものを食べたんじゃないでしょうか。 ――今、恋人とけんか中だという女性たちにひと言お願いします。 とにかく、後悔しないように話し合ってください。人は言葉で伝えないと分からない生き物です。 ――漫画の読者にひと言お願いします。 皆さん、日々いろいろあると思いますが、強く自分らしく、お互いに生きていきましょう。
リクルートの外食市場調査機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が9月17日に発表した「飲みたい街ランキング2025」では「新宿」が6年連続で首位を守り、「東京駅周辺」が過去最高の2位に躍進する一方、「渋谷」は12位と前年調査からさらに2ランクダウンした。


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